鎌倉には「切り通し」という名前のついた道がある。
三方を山に囲まれ、一方は海に面した天然の要塞を頼朝が居とした鎌倉。
要塞であるが故にそこへ入り込むのに難儀する。交通の便がきわめて悪い。つまりそこで日常生活を営むのが不便となる。
その不便さを解消するために山を削り坂を造り、掘削して切り通しを造ったという。その切り通しは4ヶ所そして坂が3ヶ所、これを併せて「鎌倉の7口」と称するそうだ。私達の歩いた「切り通し」は何というのか知りませんが、源の武将たちの歴史が忍ばれます。
どっちへ行けば良いの?
どこをどう歩いてきたのか全く不明ですが、次に、山頂に旗を立てて必勝を祈願したことからその名がつけられたいう「源氏山」公園への坂道を歩いたのです。山全体が公園として整備されていてピクニックの子供たちがわんわん遊んでいました。
源頼朝は、彼が見た霊夢に従ってこの地に神を祀ったとの伝えのある「銭洗弁財天宇賀福神社」(通称:銭洗弁天)は急峻な崖に囲まれたところに立地する小さなお宮さんでした。ここは映画やテレビの撮影に折々使われているとか。
鎌倉五名水のひとつ、そこに流れる清水自体がご神体とか。洞窟からのその水でお金を洗うとそのお金が何倍にも増えて帰ってくるそうだ。私はその縁を担がず失礼しましたが、親御さんからの支援で生活している若人が一生懸命(?)洗っている姿が。どうせ洗うなら万札を洗えば良いのに・・・