S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

きたないものだっていっぱい見えてきたよ。

2011-07-10 16:33:16 | Weblog
東日本大震災で、人々の意識が変わってきた・・・とテレビが言っている。
家族の絆を大切に?、とか、結婚したいと思う人が増えた?、とか・・・


それもありかもしれないけれど、そんなにいいことばかりが増えたなんてウソだよ。

わたしは震災で、見えたものは、電力会社の原子力発電というのは、ものすごーく
儲かるものなんだということと、原子力には巨大なチェーンのように利権が
七夕の短冊のようにくっついていることと、電力会社は何が何でも、この金の成る木の
ような原発を続けたいということ。


福島など無かったことのように九州電力は再開させたくて、やらせメールまで・・・

でもそれは今までそうしてきたことの繰り返しだけで、何も変わっていないのだろう。

それだけ原子力は儲かるから、やらせをしたって何をしたって再開させたい!が本音
だということがわかる。

電力会社から電気のように流れるお金は、マスコミに流れ、テレビに流れ、東大の
原子力研究に流れ、原発を立地する地方に流れ、膨大なお金を流してもまだ利益は
すごくあったのだろう・・・


けれどひとたび福島のような事故が起きれば、お金では取り返せないものばかりだ。

人の命、人の生活、子どもたちの健康と将来の希望、たくさんの動物の命、
美しい海、日本の世界に誇ってきた安全な農産物・・・・

すべて奪い去るほどのリスク。

暑い日曜日。
無駄に電気は使いたくないけれど、がまんして具合が悪くなるのはいやだ。
暑いからクーラーをつける。

震災で見えてきたものは、本当にたくさんある。
自分の意識も変わった。
そしてこの国がどういう国だったかということもすごく見えてきた。