S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

ゆっくりと眠って

2010-03-12 16:40:56 | Weblog
明日は仙台に行く。

2年前に亡くなって大学病院に献体していた義父がお骨になってもどってきたので、あさって納骨することになっている。

じいちゃん、おかえりなさい。

父が肺がんが見つかってすぐに「献体したい」と言い、そして亡くなった時、すぐにそのまま大学病院へいってしまった。あわただしくいってしまったけれど、やっとこれでゆっくりお墓で眠れることになったんだなあ・・・・

抗がん剤治療もいっさいせず、治療はいっさい拒んだ父は、亡くなるまで自分史をかいたり、死ぬ準備?(父が言ってたことば)をしたりしながら、それでも毎日ゴルフ練習場に通い、亡くなる少し前まで大好きなゴルフをしていたじいちゃんだった・・・

歳をとってからかかるガンは、じいちゃんは福だと言っていた。
それは、自分が80年以上生きてきたことを振り返ったり、死ぬ準備ができる時間を与えられるからだと。じいちゃんの自分史は今もだいじに仏壇の下にある。
いわゆる激動の時代をたくましく生きてきたひとりの男の物語だ。


父のいなくなった仙台の街はまるで他人みたいに淋しく知らない街に変わった。
お父さんと二人で父の亡くなった日に、父の話をしながらしんみりお酒を飲んだ。
あれから2年ぶりに仙台にいく。

雪も消えたので、高速道路1000円なので、3人で車で行くことにした。