凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

巻機山

2019年05月26日 | 日本百名山
5月25日(土)は上越国境の巻機山(1,967m)へ。尾花沢山の会のSさんと一緒です。

4時30分、桜坂駐車場を出発します。井戸尾根コースを選択、山頂までのコースタイムは約4時間です。

最初はこんな感じ。

5時35分、五合目に到着。

前巻機山が見えます。

ここからは残雪のブナ林を進みます。

天狗岩(左前)と割引岳(右奥)。わりびきではなく、われめきと読むそうです。

木道も登場します。結構キツイ。

九合目の前巻機山(1,861m)に到着、7時50分です。
立派な道標ですがニセ巻機山という表記があまり気に入りません。

ここで巻機山が眼前に登場します。たおやかな山容ですね。一番高い所がピークになります。

避難小屋はまだ雪の中です。

残雪の急登を進みます。

キックステップで慎重に。

稜線に出ました。もう少し。

巻機山頂(1,967m)に到着です。8時45分です。ほぼコースタイム通りです。

ここが山頂? 道標がありません。ケルンに木の棒を刺してあるだけです。
これでは、ここが山頂と教えてもらわないと分かりません。実際、通り過ぎてしまう岳人もいました。

日本百名山として国内外から多くの登山者が訪れるのに… 何かお粗末な感じがします。
さて、帰路は得意?のグリセードで一気に下ります。結構足にきます。
正午過ぎに無事駐車場に到着しました。お疲れさまでした。

なお、駐車料金は500円です。地元の森林組合が管理しているようです。オリジナル登山バッジも一個400円で購入できます。










浅間山

2019年05月12日 | 日本百名山
週末を利用してソロで浅間山へ。

ご承知のように浅間山は活火山で、山頂火口から500m以内への立入りが禁止されています。
そのため本山頂上(2,568m)への登頂は不可で、代わりに外輪山で最も高い前掛山(2,524m)へ登ることで浅間山登山とされています。
上の写真で一番高い所が前掛山の山頂になります。端正で美しい山ですね。
さて、車坂峠登山口を5時ジャストに出発します。

登山路は凍結しています。チェーンスパイクは持参していますが装着しないで進みます。

50分ほどでトーミの頭に到着です。

浅間山からの朝日が眩しすぎる。トーミの頭は断崖絶壁の頂上部なのですね。

草すべりを一気に下ります。

湯ノ平口で浅間山荘からの登山路と合流します。6時35分です。

第一火口壁(鋸岳などの外輪山)が美しい。

きつい登りが続きます。

山頂を見上げるとこんな感じ。やはり火山ですね。

7時50分、立入禁止告知板に到着。時折噴煙が上がります。ここから奥(火口から半径500m)には入ることができません。浅間山の最高地点はこの山の裏側になるようです。

噴火時の避難用シェルターも設置されています。

第二火口壁(外輪山)を進みます。一番高い所が前掛山になります。

佐久平と八ヶ岳連山です。

前掛山(2,524m)山頂に到着です。8時6分です。車坂峠から3時間ちょっとで着きました。右奥が浅間山(2,568m)の最高地点です。標高差にして44mしかありません。

山頂に誰もいないのでセルフタイマーで撮影します。

万が一噴火するといけないのでそろそろ離れることにします。昨年登った四阿山が近いです。

トーミの頭を下から見上げるとこんな感じ。何だか木曽駒ヶ岳の宝剣岳のようですね。

トーミの頭まで何とか登りました。いや~とてもきつかった。

車坂峠に到着しました。ジャスト11時です。お疲れさまでした。








伊吹山

2019年05月04日 | 日本百名山
5月3日(金)西日本遠征の最終日は伊吹山(1,377m)に登ります。
昨夜は「カンデオホテルズ亀山」に泊まりました。久々にしっかりバイキング朝食をいただきました。

さて、亀山から関ヶ原まで下道で移動します。伊吹山には伊吹山ドライブウェイという素晴らしい山岳ロードがありますので利用させていただきます。通行料金3,090円はちょっと高い気がしますが、眺望抜群なのでお勧めです。

山頂駐車場から琵琶湖を望みます。

芭蕉の句碑があります。

駐車場から山頂へは、急登の最短コースで徒歩20分ほどです。

途中、荷揚用の無人モノレールと遭遇です。

山頂部は平らになっています。

日本武尊像もあります。

若い岳人から写真を撮っていただきました。軽装ですね。いけませんね。でも登山靴は履いていますよ。

三角点は別のポイントにあります。

帰路、別ルートを下ってきたらやはりありました。シカ侵入防止柵です。

長浜付近から見る伊吹山です。

これで百名山57座に到達しました。
天候にはあまり恵まれませんでしたが、西日本の山々はそれぞれ歴史があり信仰があり、何か奥の深さを感じる登山いや山旅になりました。



大峰山(八経ヶ岳、弥山)

2019年05月04日 | 日本百名山
2日(木)は大峰山脈の八経ヶ岳(1,915m 近畿地方最高峰)と弥山(1,895m)に挑みます。
登山コースの大部分は、世界遺産「熊野古道」の一つ、熊野と吉野を結ぶ修験の道「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」になります。
登山口の行者還トンネル西口駐車場は早朝から満杯です。(駐車料1,000円也)

5時25分、登山口を出発します。

いきなり急登から始まります。

稜線上の大峯奥駈道に到達しました。6時15分です。

天気予報では晴れなのですが、なかなかガスが取れません。

バイケイソウが繁茂しています。

聖宝ノ宿跡にある理源大師像です。この方は修験道を確立した平安時代の高僧とのことです。

大峯奥駈道のルート図です。途中、修験の山伏の方とも遭遇しました。

弥山小屋に到着です。7時50分です。

八経ヶ岳に向かう途中、シカ侵入防止の柵が設置されています。

山頂までもう少し。

8時10分、八経ヶ岳山頂に到着です。

山頂はこんな感じです。晴れていますがガスで眺望が得られません。

シカの食害でしょうか。台風の影響でしょうか。大台ヶ原と同じような状況になっています。

弥山に戻ります。皇太子殿下(現天皇陛下)も登られたようですね。

山頂は天河神社奥宮(弥山神社)になっています。パワースポットとしても有名ですね。

宿で作ってもらった朝食をいただきます。シンプルだけど美味しい。

帰路、ようやく弥山が見えてきました。








大台ヶ原

2019年05月04日 | 日本百名山
5月1日(水)令和の初日は紀伊半島の大台ヶ原へ。年越し、いや元号越し?は西名阪道の香芝SAでの車中泊。今日と明日は紀伊半島の百名山2座に登ります。奈良県橿原から吉野を南下し上北山村へ。17kmにも及ぶ大台ヶ原ドライブウェイを通り、大台ヶ原駐車場に7時前に着いてしまいました。

今日も天気はいま一つ。紀伊半島は降雨量が多いことで有名ですが、今日も午後から雨になりそうです。
ここは吉野熊野国立公園のど真ん中。最高峰の日出ヶ岳(1,695m)や絶景ポイントの大蛇嵓を通る約9kmの周回コースを歩きます。
最初はこんな感じ。国立公園ですね。整備された歩きやすい道が続きます。

日出ヶ岳が見えてきました。

山頂に到着です。7時50分です。姫路から来たソロの岳人から写真を撮っていただきました。聞けば、田中陽希さんのグレートトラバースに触発されて百名山を始めたとのこと。今年は北アルプスを目指しているとのこと。お互い頑張りましょう。

周回コースはこんな感じです。

シカの食害や台風等による倒木でこのような無残な状態に。

昭和30年代は鬱蒼とした原生林の森が広がっていたそうです。

途中、神武天皇像がお出迎えしてくれます。

9時10分大蛇嵓に到着です。断崖絶壁ですが、ガスで何も見えません。

10時30分、ビジターセンターに戻ってきました。

今宵の宿「心・湯治館」です。山小屋というよりロッジですね。チェックインが15時からとのことで止むなく車中で仮眠です。午後は本降りになってしまいました。
宿の夕食です。右の小鍋はボタン(イノシシ肉)鍋です。美味しかった。



剣山

2019年05月04日 | 日本百名山
翌30日(火)は徳島の剣山(1,955m)へ。
昨夜はT君のお宅にお邪魔しご馳走になりました。学生時代のサークルの話などで盛り上がりました。奥さまや双子の息子さんもお付き合いいただき楽しい一時を過ごすことができました。色々と有難うございました。
さて、早朝に駅前のホテルを出立し、徳島道の美馬ICから剣山を目指します。徳島の山間部の集落は渓谷沿いに点在しており、道路は狭く急カーブが連続するため車の運転は結構疲れます。麓の見ノ越に着いた頃にはもうヘロヘロになってしまいました。
そのため、迷わず楽ちん登山を選択、剣山登山リフトで一気に1,700mまで上がります。

山頂駅に到着、現在9時。山頂までのコースタイムが40分程度なのでハイキングですね。

こんな感じです。今日も曇天です。

山門が見えてきました。

剣山本宮宝蔵石神社に到着です。

これが宝蔵石ですね。

山頂までは木道を歩きます。

9時30分、山頂に到着です。同世代のご夫婦から写真を撮っていただきました。

三角点ですね。

帰りもリフトです。リフトを使う登山者が多いです。

淡路SAから望む明石海峡大橋です。神戸の夜景が綺麗に見えるのでしょうね。さらば四国よ!





石鎚山

2019年05月04日 | 日本百名山
連休を利用して西日本の百名山へ。先ずは西日本最高峰の石鎚山(1,982m)へ。
4月27日(土)夜、愛媛県西条市を目指して相棒のエクストレイルのハンドルを握ります。
翌28日(日)与島PAから見た瀬戸大橋です。自ら運転して渡るのは初めてです。巨大橋のスケール感に圧倒されます。

山陽道の渋滞はあったものの、午後には西条に到着です。駅前ホテルから石鎚山方向を望みますがどの山だかよく分かりません。

実は、石鎚山のある西条市に学生時代の友人のT君が住んでおり、以前から登山を画策していたものの、遠方のため今日まで延び延びになっていたものです。
さて、翌29日(月)朝、T君の車で出発します。石鎚山ロープウェイを使います。8時前の臨時便です。

表参道成就コースから山頂に挑みます。小雨混じりの天気です。眺望はムリかな。

古来から信仰の山なのですね。

石鎚神社中宮成就社の山門(神門)が登山口になります。

夜明峠付近、風も強くなってきました。

鎖場が続きます。修験の山ですね。風雨のため小職らは迂回路を登りました。

石鎚山頂(弥山)に到着です。10時30分です。やはり視界は得られません。石鎚神社は修繕中のようです。

なお、最高峰は天狗岳という切立った岩峰になるのですが、風雨と視界不良のため今回は断念。また何時の日かリベンジしたいと思います。
帰路、石鎚神社中宮成就社に参拝しました。