凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

東北の最高峰へ

2017年05月28日 | 日本百名山
東北で一番高い山は? 鳥海山でも岩手山でも岩木山でもありません。尾瀬にある燧ケ岳(2,356m)です。
私は、小学生の頃から地図を見るのが大好きで、我が鳥海山(2,236m)より高い山が東北地方にあることを知り、少し悔しくなった思い出があります。
あれから40年以上経過し、ようやくその悔しさを晴らす(=登覇する)ことができました。
燧ケ岳は、福島県の南西端の桧枝岐村にあります。今回は、「尾花沢山の会」の大先輩と一緒に登ります。
山形を金曜日の深夜に立ち、4時間以上かけて登山口の尾瀬御池に到着です。
現在5:58、御池登山口を出発します。何だか想定以上に雪がありそうです。ストックに代えてピッケルを持ちます。

案の定、数分で雪道です。残雪登山が冬山登山になってしまいました。登山道が雪で見えないため、GPSで位置を確認しながら慎重に足を進めます。
単独山行でなくて良かった。

7:55、熊沢田代付近に到着です。山頂はガスで見えません。

ようやく山頂(俎嵓)が見えてきました

山頂の俎嵓(2,346m)に到着です。現在9:45、4時間近くかかりました。

実は、燧ケ岳はツインピーク(双耳峰)で、もう一つの柴安嵓の方が2,356mで10mほど高いのです。
こちらです。山頂は見えませんが急登の雪壁が立ちはだかっています。でも、ここまで来たら登るしかありません。

一旦下ります。鞍部から振り返ると俎嵓が綺麗に見えてきました。

柴安嵓直下です。まさに雪の壁です。40度以上はありそうです。軽アイゼンを装着します。

キックステップで慎重に足を進め、ようやく柴安嵓山頂(2,356m)に到着です。

この後、雪の壁を降りる際に油断して30mぐらい滑落しました。途中のブッシュで止まりましたが岩場だったらと考えるとぞっとします。冬山は下山の方が危険です。
俎嵓に戻ります。尾瀬沼がこの角度で見えるのです。素晴らしいですね。

帰りは、グリセードorシリセード?で軽快に下ります。

熊沢田代から見た山頂。こう見えたんですね。

尾瀬と言えばミズバショウですね。こちらはまだ咲き始めのようですが、尾瀬ヶ原の方はどうでしょうか。

登山口には、12:56に到着しました。7時間の山行でした。
ロッジに併設のネイチャーセンターです。

センターの方の話では、雪解け期に低温が続いたため、この時期としては例年になく雪が残っているとのこと。確かにルートの90%以上が雪に覆われていたように感じます。
尾瀬のシンボル「燧ケ岳」、名峰ですが侮り難しですね。記憶に残る山行になりました。
そして、残雪登山では、アイゼン、ピッケル、GPSは必携であると痛感しました。

岳人と言えば…

2017年05月21日 | その他の山
岳人と言えば…
やはりコレでしょう。

そう、ピッケルです。
昔はもっと大きくて重かったように思います。
今日、夏山で使う人はいなくなりましたが、私が高校生の頃は杖代わりに使っていました。(当時、ストックは無かったので。)
近々、残雪登山を計画しているので、アマゾンで購入しました。と言うか、岳人のステータスとしてピッケルが欲しかったのです。
最近凶暴なクマが増えているようですが、万一襲われた場合、武器として使えるかも知れません。(山に居合刀は持っていけないので。)
そう言えば、居合道も書道も休眠状態が続いています。


週末は信州へ。(霧ヶ峰、美ヶ原)

2017年05月21日 | 日本百名山
週末を利用して信州の山へ行ってきました。
先ずは、霧ヶ峰。三菱エアコンの名称でも有名ですね。最高峰の車山(1,924.7m)を目指します。山岳観光道路「ビーナスライン」が山頂付近まで整備されており、車山肩から登ります。

登山道もしっかり整備されています。

山頂にある気象レーダードームが見えてきました。

30分足らずで車山山頂に到着です。

山頂の車山神社です。

南東方向には八ヶ岳連山と富士山が鎮座しています。どちらも今夏挑みます。

北西方向には北アルプスの山々が綺麗に見えます。左側の一番高い山が奥穂高岳でしょうか。手前が美ヶ原高原です。

ビーナスラインを通り、美ヶ原高原に向かいます。
最高峰の王ヶ頭(2,034.4m)を目指します。立派な車道いや登山道ですね。両脇は牧場のようです。

途中にある「美しの塔」から王ヶ頭を望みます。

山頂が近づいてきました。山頂には高級ホテルも。

御嶽神社が鎮座しています。

山頂に到着です。こちらも40分足らずで着いてしまいます。


どちらも登山と言うよりハイキングですね。雲一つない好天の中、北・中央・南アルプスの山々、八ヶ岳や浅間山、富士山を望みながら楽しい山歩きを体感しました。それにしても山々に囲まれた長野県民は本当に羨ましい! これで百名山21座に到達です。
実は、この日道の駅で車中泊し翌日は四阿山と根子岳に登る計画を立てていたのですが、体調が十分で無いことや翌週の仕事の準備等もあり今回は断念。山は、身体的にも精神的にも万全な状態で挑みたいものですね。


連休最後は那須岳へ

2017年05月07日 | 日本百名山
5月6日(土)、連休最後は栃木の名峰、那須岳に登ります。目指すは主峰の茶臼岳(1,915m)です。
峠の茶屋駐車場から登ります。朝の5時44分です。

峰の茶屋跡の避難小屋が見えてきました。

峰の茶屋跡に着きました。

茶臼岳の山容です。迫力ありますね。

火口湖(水はないけど)の御鉢巡りです。

茶臼岳山頂に到着です。那須神社の祠があります。現在6時51分1時間ちょっとで着きました。

遥か遠くに昨年登った男体山や奥白根山が見えます。

活火山ですね。山腹から噴煙が上がっています。

天候が心配でしたが、何とか持ちました。連休の最後を飾る名峰ですね。
これで百名山19座に到達しました。


満を持しての雲取山<2017peak>

2017年05月07日 | 日本百名山
想定外のことがありましたが、5月5日(金)、満を持して歳山(イヤーマウンテン)である雲取山を目指します。
登山口の三峰神社駐車場です。雲取山は三峰信仰の「奥の院」とのことです。そしてもちろん東京都の最高峰です。右奥の山ですね。遠いですね。5時20分出発です。

しばらくブナ林の参道を歩きます。

1時間ほどで地蔵峠に到着しました。

霧藻ヶ峰の岩壁に、秩父宮様のレリーフがあります。

ようやく白岩小屋に到着しました。ここまで2時間半です。

白岩山を過ぎると「芋ノ木ドッケ」、何か「樫の木モック」のようです。

雲取山本山が近づいてきました。

埼玉県が設置した道標、とても分かりやすいです。

雲取山荘に到着です。現在9時17分です。

雲取山山頂到着です。9時45分、約4時間半かかりました。今年登ることができて本当に良かった。

今年の歳山を記念して建てられたのでしょうか。霊峰富士山も綺麗に見えます。

大勢の登山者で賑わっています。外国人も多いです。

帰路、やはり気になる「芋ノ木ドッケ」。

三峰登山口に到着です。14時を回りました。約9時間、往復22キロ、久々のロングトレイルです。

三峰神社に参拝です。GWということもあり参拝渋滞に巻き込まれてしまいました。

今宵は、東北道の上河内SAに車中泊です。
今回、念願の雲取山に登頂できた満足感はありますが、一日ロスしたため、両神山に登れなかったことで少しへこんでいます。


5月4日(木)は?

2017年05月06日 | 日本百名山
実はこの日、例の歳山の雲取山登破を計画していたのです。
しかし、3日夕刻、愛車エクストレイルに突如エンジン警告灯が点灯。消えません。止む無く川越のニッサンに駆け込んで調べてもらいました。特に故障は無いとのことですが原因は不明。電子制御で何かエラーを感知したのではないかとのこと。詳しくは山形に戻ってから見てもらうことに。
これも何かの暗示かも知れないので、4日の登山は休止することにしました。
そんなわけで、4日は朝9時半頃に川越を出たのですが秩父へ通じる国道299号が断続的な渋滞。秩父市内まで5時間以上もかかりました。信じられない。予約していた民宿「長若山荘」に着いたのは午後4時を回っていました。

あ~疲れた。

赤城山へ

2017年05月06日 | 日本百名山
GWの後半を利用して再び関東へ。5月3日(水)は、上州の名山赤城山へ。主峰の黒檜山(1,827.7m)と駒ケ岳に登ります。

黒檜山登山口です。

岩場の急坂が続きます。

眼下に大沼が見えてきました。
岩場と言い湖沼と言い、男体山と中禅寺湖のようです。
対岸の地蔵岳の左に富士山が見えます。

一時間ちょっとで黒檜山の山頂に到着しました。

次に駒ケ岳(1,685m)に向かいます。振り返ると黒檜山が聳えています。

駒ケ岳山頂に着きました。

急坂を下り登山口に到着です。

赤城神社に参拝します。

大沼の後方に黒檜山が鎮座しています。

これから車で川越(息子のアパート)に向かいます。
明日は何処に登るのでしょうか。

大菩薩嶺(2,056m)

2017年05月01日 | 日本百名山
2日目は大菩薩嶺に登ります。昨夜は初の車中泊でしたが熟睡できました。登山よりも長距離ドライブの疲れの方が大きいようです。
上日川峠を朝5時に出発です。

途中にある「福ちゃん山荘」、皇太子も立ち寄られたそうです。

1時間ほどで大菩薩峠に到着です。

右側の奥が大菩薩嶺のようです。途中、富士山も綺麗に見えます。

午前6時40分、山頂到着です。100名山16座目です。

残念ながら眺望は得られません。
帰りは雁坂トンネルを経て秩父の方へ向かいます。
途中、「道の駅みとみ」に立ち寄ります。正面が甲武信ヶ岳でしょうか。来年登覇したいです。


丹沢山(1,567m)

2017年05月01日 | 日本百名山
GWの前半を利用して、丹沢山、大菩薩嶺に登ってきました。
仕事を終え、夜の東北道、圏央道を快適に飛ばし、登山口の塩水橋(神奈川県清川村)に着いたのが深夜2時過ぎ。辺りは怖いくらい静寂です。
朝5時、夜明けを待って出発、林道を1時間以上歩きます。整備された木道を進むと山頂は間もなく。結構急登で足にきます。

午前8時、山頂到着です。3時間で着きました。

富士山が真正面に見えます。やはり特別な山という感じがします。

登りは人と会うことがほとんどありませんでしたが、帰りは結構いました。
堂平付近から見た丹沢山です。

長い林道を歩き、塩水橋ゲートに到着しました。

久々の山行で相当足にきました。「藤野やまなみ温泉」で疲れを癒します。それにしても神奈川の道路(山間部)は、狭いし危険個所も多く悪路です。
今宵は、「道の駅甲斐大和」(山梨県甲州市)に車中泊です。