東西冷戦終結から30年経ちましたが、最近「新冷戦」という言葉を耳にするようになりました。
さて、私のブログを辿っていくと以下のような投稿がありました。
『初めての海外旅行』 〔2011年12月17日〕
小職が初めて海外に行ったのは、1986年3月、22歳の時。渡航先は今は無き「ソビエト連邦」。
何故ソ連なのか? う~ん、怖いもの見たさ? いや多分人と違う国に行きたかったのかな。料金も安かったし… 貧乏学生だったからね。当時の学生の卒業旅行は、ヨーロッパとかアメリカが主流だったからね。モスクワ、キエフ(現ウクライナの首都)、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の三大都市を一週間のツアーで回ってきたのだけれど、インパクト大でしたね。
モスクワの地に降り立ってシェレメチェボ空港から市内まで、幹線道路の両脇に例の赤い旗の国旗が間断なく立っていたのは流石に不気味で怖かったですね。ここは地球なのか? ウルトラセブン第43話で見た「第四惑星」に来てしまったのではないかと。それから、ツアーで一緒になった東京外語大でロシア語を専攻している学生と夜のクレムリン周辺を散策していたら、いきなり警察官に職質されて… 言っていることはさっぱり分からなかったけれど。
しかし、良い思い出もいっぱいありました。ソ連のパリと言われたキエフの街の美しさ。エルミタージュの華麗さ。レニングラードからモスクワ行きの寝台特急「赤い矢」号も実に快適でした。そして何より現地ガイドさんがとっても美人。ゴルバチョフ時代ということもあって市民には開放的な雰囲気もありました。
帰国して一ヶ月後に、チェルノブイリ原発の悲劇があり、数年後にはソビエト連邦自体が崩壊してしまうとは想像だにできませんでしたが…
2000年8月に仕事でウラジオストクへ行く機会を得ましたが、ヨーロッパロシアにはまた行きたいですね。街の様子や人々の生活も当時とは大分変わったと思います。
最後に、本文とは全く関係ない話ですが、エリツィン時代のロシア連邦国歌が個人的には大好きでした。グリンカの歌劇で使われた「愛国者の歌」。知っている人はあまりいないかな。
あれから33年余の歳月が経ち、ここ数年は百名山登山に傾倒していますが、落ち着いたらまたモスクワやキエフを訪れたいなと思っています。