凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

テセウスの船

2020年02月22日 | その他

日曜劇場「テセウスの船」 いいですね。
時空を超えたサスペンスでシュールなイメージで捉えていると完全に裏切られます。ストーリーの展開が早く、内容が濃く深く重い。真実とは… 家族愛とは… いろいろ考えさせられます。神戸連続児童殺傷事件や和歌山カレー事件は何だったのか… キャストの演技力も半端ないです。特に鈴木亮平さん、上野樹里さん。大河ドラマの主役を務めただけに流石です。日曜の夜の切ない時間に一層切なくなります。
ハッピーエンドを期待しています。(ラストに流れる主題歌もいいですよ。)



今年(2020)の百名山山行計画

2020年02月18日 | 日本百名山

 今年は年明けから想定外のことがありましたが、ようやく通常に戻りましたので百名山山行計画を立ててみました。健康と財布に留意し余裕を持ったプランになっています。
 GW:九州遠征(阿蘇山、祖母山、九重山)
 5月下旬:南アルプス 鳳凰山
 6月下旬:越後駒ヶ岳
 7月上旬:飯豊本山
 8月上旬:北海道遠征(雌阿寒岳、十勝岳、大雪山、羊蹄山)
 8月下旬:南アルプス <北岳>、間ノ岳
 9月中旬:北アルプス 焼岳、五竜岳
 10月上旬:御嶽山
 10月中旬:草津白根山

 以上の15座になります。
 少し注釈を加えますと、阿蘇山の最高峰の高岳は噴火活動が活発で入山規制中のため、外輪の根子岳になる可能性が大です。
国内No.2の北岳(3,193m)は3年前の2017年8月に初登頂を果たしましたが、悪天候のため国内No.3の間ノ岳(3,190m)まで到達できませんでした。今回はそのリベンジになります。
 【写真は一昨年(2018年)10月に甲斐駒ヶ岳山頂(2,967m)から撮ったものです。左が北岳、右が間ノ岳です。】

BCL 回想

2020年02月15日 | その他

 これは、今も尾花沢の実家のデスクに鎮座している「東芝トライX2000」です。昭和51年(1976年)12月に購入したBCLレシーバーです。
 BCLとは何か。これについては、本ブログの2011年12月3日に以下のように書き記しています。

《小職が中学生の頃、BCLブームが到来した。BCLとは、主に海外の短波放送を聴いて、その受信状況などを放送局にレポートすることにより、放送局が聴取証明書(ベリカード)を発行しそれを収集するもの。
 時のインテリジェンスな男子中学生はそのカード集めに没頭したものだ。今となっては実に高尚な趣味ではないか。
 小職はベリカードこそさほど収集できなかったが、愛機「東芝トライX2000」を机上に配備し、勉強の傍ら、BBC(英国)やDW(ドイツ)、アンデスの声(エクアドル)などの日本語放送は勿論、VOA(米国)等の難解な英語放送をよく聴いたものだ。
 特に、深夜・早朝にアフリカや中近東の難局・珍局をキャッチした時の喜びや感動は、パソコン、携帯しか知らない娘や息子には到底分からないだろうなぁ。
 中南米局が一番難しかったかなぁ、個人的には、放送開始音楽=インターバルシグナル(IS)の美しい、ラジオタシケント(ソ連、今日のウズベキスタン)が好きだったね。当時、共産圏は国威発揚の場として海外放送には力を入れていたからね。
 深夜、手に汗を握りながらアナログラジオのダイヤルを回してチューニング、そして雑音の中から微かにISと母国語訛りの英語のアナウンスが始まる。遠い異国に想いを馳せ、情景を想像しながら耳を傾ける。う~ん、本当に良き時代でしたね。》

 さて、「東芝トライX2000」、令和となった今日でも多分使用可能だと思うのですが、いつかどこかで電源コードを無くしてしまい、すっかり置物と化してしまいました。
 その当時、TBSラジオで「BCLジョッキー」という番組があって、今は亡き声優の富山敬氏がパーソナリティを務めていました。深夜0:45から1:00までの放送でしたが、毎晩欠かさず聴いていました。その後にニッポン放送の「オールナイトニッポン」を聴くという具合です。
 そんな時間まで毎晩起きていたというのが凄い。中学生だからかな? 今では到底ムリですね。早寝して深夜にふと目が覚めて「ラジオ深夜便」を聴くのが関の山といったところでしょうか。
 

入院診療費のこと

2020年02月13日 | その他
 
 今回の入院診療費は、212,992円になりました。入院期間17日間(1月8日~24日)全期間個室利用です。
 内訳は、入院、手術、麻酔、投薬等の点数が297,524点、1点10円なので 本来であれば 2,975,240円になります。しかし、健康保険の高額療養費制度により限度額が適用認定され、自己負担額は 107,182円に大きく軽減されました。患者になって初めて公的医療保険制度の有り難さを実感させられました。
 残りの 105,810円は、保険適用外となる個室利用料 88,000円(5,500円×16日間、手術後のICU利用1日分が除外されています。)、食事代 16,560円(460円×36食分)、病衣代等 1,250円になります。個人的には個室利用で良かったと思います。デリケートな性分なので…
 なお、O社の個人医療保険に入っていましたので、O社から入院・手術給付金 185,000円が給付されました。従って、実質的な自己負担額は約 28,000円で済みました。個人医療保険への加入の必要性と有り難さも強く感じました。





人生初の入院、手術

2020年02月10日 | その他

 去る 1月8日(水)から24日(金)まで市立病院済生館に入院していました。昨年11月末に東北中央病院で脳ドックを受けた際にMRI検査で左椎骨に未破裂脳動脈瘤が見つかりました。それが約1cmと大きかったため、万が一破れると「くも膜下出血」を来すということで、未然に脳血管手術を行うものです。自覚症状が全く無かったので驚きましたが、くも膜下出血という死に至るリスクを抱えてこれから生活するのも嫌でしたので手術(脳血管カテーテルによるコイル塞栓術)を受けることにしました。
 済生館の脳神経外科は県内屈指の治療実績があり、脳血管カテーテル手術の専門医が2名(県内7名のうち)常勤されていると言うことで手術に対する不安はありませんでした。が、個人的には「全身麻酔」という未体験ゾーンの方が怖くて「麻酔が効かなかったらどうしよう。」とか「手術後に目が覚めなかったらどうしよう。」とかそんなことことばかり考えていました。
 さて、手術当日(1月20日)のことを書き記します。
 前夜は、血液サラサラの薬の影響で鈍い頭痛が続き、また術前の緊張であまり眠れませんでした。13時30分からの手術ということで、次第に「まな板の鯉」の心境になっていったのですが、やはり、全身麻酔が怖くて病室からストレッチャーで手術室(厳密に言うと地階のCT処置室)に運ばれるまでは寒気もあって少し震えていました。
 処置室の天井には青い空と白い雲が描かれていて、執刀医のY先生からは「天井を眺めているうちに眠ってますよ。」と言われていました。術前のCTアンギオ(血管造影)検査(1月9日)の時は局所麻酔でしたので、検査中ずっと天井を眺めていました。
 処置室では、心電図や血圧計測装置、酸素マスクなどが装着されました。「麻酔入ります。深呼吸を続けて下さい。」酸素マスクと点滴から麻酔薬が入ったようです。10回ぐらい深呼吸を行ったでしょうか、突如、意識を消失しました。本当に「突如」という感じです。
 感覚的に15~20分ぐらい経ったでしょうか。その間夢は見ていません。Y先生から「終わりましたよ。」の声、時計を見たら15時50分、意識ははっきりしています。2時間以上ワープしていました。脳動脈の血管の一部を塞ぐため13本のコイルを使用したとのこと、何とか無事に終わったようです。左手の点滴が1本増えていました。そして、カテーテル挿入のため穿刺した右足の付根と尿道にカテーテルが挿管されていました。気管挿管はすでに外され、酸素マスクが装着されていました。
 実は、その後の身体拘束(術後約24時間)の方が正直きつかったです。最初の3時間はICUで過ごしましたが、急患が入るということで病棟に移されました。その夜は本当に長く辛かった。
 24日に退院となりました。術前の検査、投薬期間中はずっとブルーな気分でしたが、術後は仕事が気になり気持に余裕が出てきました。入院して初めて健康の有り難さを実感しました。担当の先生方、看護師さん、言語聴覚士さん、放射線技師さん等々コメディカルの皆さま、本当にお世話になりました。済生館の医療スタッフ(特に脳外病棟)の皆さんはプロ意識が高くかつアットホームな雰囲気があってとても感心しました。有難うごさいました。