凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

今年の山行を振り返って

2019年11月15日 | 日本百名山
今年は比較的天候に恵まれ、百名山20座に登頂することができました。詳細は以下のとおりです。
これで百名山71座になりました。(高校山岳部当時の飯豊連峰を含めると72座。)

1月11日~12日 霧島山(韓国岳、高千穂峰)
4月29日~5月3日 石鎚山、剣山、大台ヶ原、大峰山(八経ヶ岳、弥山)、伊吹山
5月11日 浅間山(前掛山)
5月25日 巻機山
7月1日 利尻山
7月13日~14日 薬師岳
8月1日~2日 鷲羽岳、水晶岳
8月11日~13日 荒川岳(悪沢岳)、赤石岳
9月7日 立山
9月15日~16日 白馬岳
9月27日~28日 高妻山、火打山
10月20日 武尊山
11月8日 宮之浦岳

最も北に位置する利尻島の利尻山、最も南に位置する屋久島の宮之浦岳。北アルプス核心部の鷲羽岳、水晶岳、南アルプス核心部の荒川岳、赤石岳。そして、マイカーを使っての四国、紀伊半島への「山旅」など、記憶に残る山行になりました。

残り29座。北海道の最深部にある幌尻岳、トムラウシ山。北アルプスの剱岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、南アルプスの塩見岳、聖岳、光岳。入山規制の続く阿蘇高岳、草津白根山等々、まだ登頂を果たしていない魅力的な山がいっぱいありますので、焦らず慌てず登っていきたいと思います。

さて、今年の番外編です。
9月1日(日)、中津川の大日杉小屋から飯豊山を本山小屋泊で往復する予定でした。

しかし、曇天で天候がぱっとしません。加えてザンゲ坂を登った辺りから南アルプスの下山時に捻った左足首に痛みを感じるようになりました。

また、途中で登山者と出会うことも殆どなく、万が一動けなくなったらどうしようという不安が頭をよぎり…
そんな訳で「だまし地蔵」付近でリタイアを決意。写真はそこで撮った飯豊本山と地蔵岳です。
来年はベストな状態でリベンジしたいと思っています。

屋久島 白谷雲水峡 ほか

2019年11月11日 | 日本百名山

翌9日(土)は、レンタカーで屋久島を反時計回りに一周します。安房の宿泊先からスタートです。100km以上あるようです。

先ずは「もののけ姫」の舞台となった白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)へ。
宮之浦地区から車で30分ほど山中に入ります。

太鼓岩往復約6kmのコースを歩きます。
飛流落とし。

幻想的な光景が…

くぐり杉。

苔むす森。

太鼓岩から望む宮之浦岳。残念ながら山頂が見えません。

眼下には原生林が…

女神杉。

苔むす森、朝日を浴びて輝いています。

苔の沢。これもまた幻想的な光景です。

宮之浦に戻ります。

益救神社(やくしじんじゃ)です。
屋久島で最も由緒ある神社。参拝後に御朱印を頂戴するつもりでしたが誰もいませんでした。

口永良部島(くちのえらぶじま)、屋久島の西方12kmに位置しています。
火山活動が続いており、先月28日(月)に噴火警戒レベルが3に引き上げられました。

屋久島灯台。明治30年に建てられた古い灯台です。

西部林道に入ります。
狭くカーブが続きます。対向車より猿に注意です。

大川の滝(おおこのたき)、落差88m。日本の滝100選に入っています。

千尋の滝(せんぴろのたき)、落差50m。

花崗岩の一枚岩で形成されているそうです。


番外編です。「ATR 72-600機」

鹿児島空港~屋久島空港間の移動はコレ。
ターボプロップなのに静か、快適、そして速い(510km/h)。JAC日本エアコミューターが日本で初導入したとか…
ATR社はエアバス傘下のリージョナル航空機メーカーです。初めて乗りました。
最後は御存じの「桜島」

10日(日)、屋久島からの帰路、機内から撮ったものです。とっても近い。
8日(金)に爆発的噴火があり、5,500mに達する過去最大級の噴煙が上がったとのことです。

魅力いっぱいの屋久島。ぜひ一度訪れてみてください。



屋久島 宮之浦岳

2019年11月11日 | 日本百名山

ひと月に35日、雨が降ると言われる屋久島、スマホの天気予報に一喜一憂しながら、「世界自然遺産の島」屋久島へ初上陸です。
「宮之浦岳に登らずして、百名山を語るなかれ…」とは誰も言っていませんが、11月8日(金)、気合十分に九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)を目指します。
宿泊先の安房地区からレンタカーで約1時間、5:34、淀川登山口からヘッドランプを点けて出発します。山頂までのコースタイムは5時間強です。

淀川小屋の手前から世界自然遺産登録地域に入ります。

少しずつ明るくなってきました。屋久杉に覆われた登山道を進みます。今日は天気が良さそうです。

高盤岳のトーフ岩がはっきり見えます。

7:20、花之江河と呼ばれる高層湿原に到着。ちょっと分かりにくいのですが、小鹿2頭が食事中です。

黒味岳の枯存木が美しい。

宮之浦岳が見えてきました。

前衛峰の栗生岳。

山頂までもう少し。

9:02、宮之浦岳山頂に到着、3時間半で着きました。

百名山完登を果たしたばかりのソロの岳人から写真を撮っていただきました。

私は71座(高校山岳部時代の飯豊山を含めると72座。)に到達。宮之浦岳が今年最後の百名山になりそうです。
あと残り29座、3年ぐらいで何とか完登したいものです。
下界は雲の下で見えませんが、雲上は絶好の登山日和になりました。

西方に聳える永田岳。

南方には翁岳、安房岳、筑紫岳。

帰路の途上、岩峰の栗生岳。

また鹿と遭遇しました。逃げません。

花之江河まで戻ってきました。

淀川小屋の至近を流れる淀川、紅葉が美しい。

12:34、淀川登山口に戻ってきました。


次回は、宮之浦岳以外の屋久島の魅力を紹介します。