凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

奥秩父の雄 甲武信ヶ岳

2018年05月27日 | 日本百名山
週末を利用して奥秩父の雄、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)2,475mへ。その名が示すように、甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の国境に聳え奥秩父の核心部に位置する名峰です。今回は戸渡尾根を通る急登ルートに挑みます。
山梨市にある「道の駅みとみ」に車を停め、薄暗い中、西沢渓谷入口からスタートします。4時25分です。

4時50分、徳ちゃん新道から山塊に入ります。この建物は西沢山荘の廃墟です。

徳ちゃん新道から戸渡尾根へ。きつい登りが続きます。

さらに急登に。

ようやく木賊山(とくさやま)近くの分岐まで到達しました。8時35分です。

木賊山(とくさやま)2,468.8mに到着です。8時43分です。ここから甲武信ヶ岳を望むことはできません。

しかし少し下ると甲武信ヶ岳がその全容を現してくれました。円錐形の美しい山容です。

木賊山と甲武信ヶ岳の鞍部に甲武信小屋があります。なかなか趣のある建物ですね。

最後の登りです。

甲武信ヶ岳山頂に到着しました。現在9時20分です。約5時間かかりました。

富士山が霞んで見えます。山頂からは日本百名山43座が見渡せるそうです。

甲武信ヶ岳から木賊山を見るとこんな感じ。何だか先々週の根子岳から四阿山を見ているような感じと似ています。

行きは急登で余裕がありませんでしたが、ルート上にはシャクナゲの花が綺麗に咲いていました。まるでシャクナゲのトンネルです。

登山口まで戻ってきました。12時48分です。お疲れさまでした。

コレ何だか分かりますか?
正解は西沢渓谷入口にある公衆トイレです。

「道の駅みとみ」です。国道140号線沿い、雁坂トンネルの山梨県側にあります。

これで秩父山系の6座(大菩薩嶺、雲取山、両神山、金峰山、瑞牆山、甲武信ヶ岳)を全て登覇しました。
どの山からも富士山を間近に綺麗に望むことができます。

蓼科山

2018年05月14日 | 日本百名山
5月13日(日)は蓼科山(たてしなやま 2,530.7m)へ。次第に天候が崩れそうなので佐久のネットカフェを3:00前に出立します。
場所が場所だけにほとんど寝れませんでしたが…
登山口のある白樺高原に向かう途中、たくさんの鹿と遭遇しました。鹿は夜行性なのでしょうか?(残念ながら写真なし)
蓼科山七合目登山口を4:40に出発します。最初はこんな感じ。

5:46、将軍平の蓼科山荘に到着しました。

山荘の管理人からここでアイゼンを着けた方がいいよとのアドバイス。
私はモンベルで買ったばかりのチェーンスパイクを装着。岩場の急登とアイスバーンの登山路。チェーンスパイクでも大丈夫でしたが、アイゼンとピッケルがあればもっと安全だったように思います。特に下山時は。

6:20、蓼科山山頂に到着です。岩場の広い山頂です。北アルプスの眺望が素晴らしい。

強風で寒い。でも眺望は抜群。天候が崩れる前で良かった。

昨年登った八ヶ岳連山。とても近い。赤岳格好いい。

北には昨日登った四阿山と根子岳(左側)、そして雄大な浅間山(右側)が。

8:14、七合目登山口に到着です。

帰路、白樺高原から望む蓼科山。あの白い所を登ったんですね。

最後はやはり日帰り温泉。

佐久市のあさしな温泉「穂の香の湯」500円、広い露天風呂が魅力です。
これで百名山登覇38座になりました。
8月の北アルプス、南アルプス縦走に向け、6月~7月はアプローチの長い山にチャレンジしてみようかと思います。




四阿山、根子岳

2018年05月14日 | 日本百名山
週末を利用して信州の名峰へ。今回は「尾花沢山の会」のSさんと一緒です。
5月12日(土)、菅平高原にある四阿山(2,354m)と根子岳(2,207m)に登ります。四阿山、あずまやさんと読みます。なかなか読めないですね。
菅平牧場登山口を出発します。6:05です。

最初はこんな感じ。

沢を渡ります。

中四阿付近、四阿山が見えてきました。

間もなく山頂です。

9:15、四阿山山頂に着きました。3時間ちょっとかかりました。

浅間山が近いです。右側に富士山も顔を覗かせています。麓に見えるのは群馬県嬬恋村です。

振り返ると根子岳です。遠く北アルプスの眺望も見事です。

四阿山を一旦下ります。途中、携帯の緊急警報が鳴りました。長野市周辺で震度5弱の地震があったようです。ここは全く揺れませんでしたが…
大隙間と呼ばれる最下部から根子岳を望みます。

息を切らしながら登り、振り返ると四阿山。

根子岳山頂に到着しました。11:25です。

眼下には菅平高原が広がります。後方は北アルプスの山々。

登山後の楽しみ日帰り温泉です。今日はリッチに「菅平プリンスホテル」です。しかし500円と大変リーズナブルです。

今宵は佐久のネットカフェに泊まり?ます。

金峰山、瑞牆山(その2)

2018年05月01日 | 日本百名山
昨日はムリをせず正解でした。
瑞牆山荘は山小屋というよりロッジですね。風呂と食事(ローストビーフほか)と生ビールで疲れが取れました。夕食時にはベテランの岳人から南アルプス南部の山々(聖岳、赤石岳、悪沢岳)の魅力をたっぷり伺うことができました。

さて、30日(月)は6:00に山荘を出立します。6:45に富士見平山荘の分岐点を瑞牆山に向かいます。

途中、桃太郎岩という文字通り桃が割れたような大岩が鎮座しています。

岩場登りが続きます。男体山を思い出します。

8:35、瑞牆山頂に到着です。これで日本百名山登覇36座になりました。

こちらも雄大な富士山を望むことができます。

折角なので写真を撮っていただきました。

金峰山と富士山のコラボです。筆舌に尽くし難い大パノラマです。田中陽希さんなら「これはヤバい。」と言うでしょう。

深田久弥先生は、針葉樹の大森林から生える岩峰の集合体と形容されましたが正にそうですね。

水墨画に出てきそうな堂々たる山容です。名峰ですね。(私は凡峰です。)

上信越の帰りと言えばやはりコレですね。今泉のアレです。

登山とロングドライブ後の塩分補給は欠かせません。

金峰山、瑞牆山(その1)

2018年05月01日 | 日本百名山
GW前半を利用して甲州の名峰へ。金峰山(きんぷさん)2,595.2mと瑞牆山(みずがきやま)2,230.4mに登ります。
4月28日(土)、深夜の東北道、上信越道を快適に飛ばし信州佐久平から南下します。
翌29日(日)5:00に瑞牆山荘登山口に到着。もう駐車場は満杯です。5:15、金峰山を目指しスタートします。
最初はこんな感じ。結構な急坂です。

5:50、富士見平小屋(有人)に到着。まだ閉まっています。周辺はテン泊の人がいっぱいいます。

6:35、大日小屋(無人)に到着。掘建て小屋風でちょっと不気味。

樹林帯の急坂を息を切らしながら登り、途中でアイスバーンのため軽アイゼンを装着。そうこうしているうちに尾根線上へ。
富士山が雄大な姿を現しました。

振り返ると下方に瑞牆山が。岩峰群が瑞牆山です。

ようやく金峰山頂が見えてきました。

山頂は大賑わいです。やはり百名山ですね。

9:15、金峰山頂に到着。バックは八ヶ岳連山です。

絶景の富士山も。

金峰山のシンボル五丈石。御神体ですね。

正午過ぎには瑞牆山登山道との分岐点の富士見平小屋まで下山。時間的に一日2座も可能でしたが、寝不足と実質的に今シーズンのデビュー戦ということで疲労困憊です。爪先も痛い。今日は無理をせず瑞牆山荘でゆっくりしたいと思います。