凡峰の徒然日記

 日々の出来事や普段考えていることなどを自由に書き記していきます。(山や旅の話題が多いけれど…)

77座 五竜岳(北アルプス)

2020年09月24日 | 日本百名山

9月22日(火)秋分の日、北アルプス後立山連峰の雄、五竜岳(2,814.3m)へ。
白馬村にある白馬五竜スキー場に車を停め、テレキャビンと展望リフトで登山口に向かいます。

登山口の地蔵ノ頭を8時40分に出立します。最初のピークの小遠見山まではこんな感じ。天気は悪くないのですがガスガスで後立山連峰の稜線が見えません。

遠見尾根を黙々と進みます。ガスが晴れません。主稜線が近づくに連れて、ヤセ尾根の岩稜帯が出現、ハシゴ、クサリを慎重に進みます。

最後の急登です。

主稜線の白岳には12時40分に到達、今宵の宿「五竜山荘」が見えて来ました。

12時45分、五竜山荘に到着。宿泊の手続きをし、メインザックをデポして13時10分に山頂に向かいます。

北アルプスの醍醐味、岩稜帯を進みます。

ガスガスですが、山頂を眼前に立山連峰の立山、剱岳がお出迎えです。

13時55分、五竜岳山頂に到着です。

山頂で後続者を待っていた旧山ガールから写真を撮っていただきました。

14時50分、無事に五竜山荘に到着。こんな看板があったのですね。


さて、翌朝、台風が近づいているということで早めに下山します。5時20分に山荘を出立です。
しかし、天気予報とは逆に晴れています。五竜岳の雄姿が眼に飛び込んで来ました。

白岳から望む五竜岳の雄姿、深田久弥先生は、山容雄偉、岩稜峻厲と形容しています。

対面には唐松岳(2,695.9m)。

五竜岳と鹿島槍ヶ岳(2,889.2m)の揃い踏み。鹿島槍も私の大好きな山です。

雲上の五竜岳。

後立山連峰の東斜面(長野県側)は急峻ですね。

白馬村が眼下に見えてきました。

8時35分、地蔵ノ頭に到着。テレキャビンに乗って無事下界に戻って来ました。お疲れさまでした。

白馬五竜スキー場の麓にある「十郎の湯」で汗を流します。

これで百名山77座に到達しました。今シーズンはこれでお終いかな?

76座 空木岳(中央アルプス)

2020年09月24日 | 日本百名山

9月21日(月)、シルバーウィークを利用して中央アルプスの空木岳(2,864.0m)へ。「うつぎだけ」と読みます。深田久弥先生も「何というひびきのよい優しい名前だろう。もし私が詩人であったなら、空木という美しい韻を畳み入れて、この山に献じる詩を作りたいところだ。」と書き記しています。
現在、アクセス林道が工事中で通行できないため、登山口の駒ヶ根高原スキー場駐車場(約900m)から標高差約2,000mを登らなければなりません。隣りの木曽駒ヶ岳はロープウェイで千畳敷(約2,600m)まで行けるのに… 総距離も20km以上あるので、夜明け前の4時20分にヘッドランプを点けて出立します。山頂までのコースタイムは約8時間です。

池山小屋付近の水場です。ここから先の水場はありません。

マセナギを過ぎるとヤセ尾根の急登が始まります。

木曽駒ヶ岳の至宝、宝剣岳が見えてきました。

樹林帯を抜けると空木岳が眼前に現れます。

手前は駒石です。誰かが登っています。

振り返ると南アルプスの主稜線が…

駒石に到着しました。9時45分です。

結構な大きさです。

木曽駒ヶ岳が近い。

駒峰ヒュッテ、今シーズンは営業していないようです。

間もなく山頂です。ここが一番辛いところ…

振り返ると、駒峰ヒュッテ。

10時25分、空木岳山頂に到着です。6時間以上かかりました。

ベテランの岳人から写真を撮っていただきました。

御嶽山が近い。

南アルプスの稜線上、富士山が顔を覗かせています。(ちょっと分かりにくい…)

帰路、ヤセ尾根を慎重に下ります。下山時に怪我をすることが多いので要注意。クサリ場もあります。

15:00前に登山口に無事到着しました。お疲れさまでした。

総距離21.5km。10時間半の山行になりました。
これで中央アルプスの2座(木曽駒ヶ岳、空木岳)を制覇。明日は北アルプス後立山連峰の雄「五竜岳」に挑みます。