樹木の物語、写真紀行

木の種類、名前、葉っぱ、木の実、花、特徴、言い伝えに、写真紀行(写真撮影会、ハイキング、散歩時等の写真)を追加しました。

岩殿山に登る

2015-10-13 12:08:09 | 写真紀行
平成27年10月13日
 中秋の名月の日(9月27日)に山梨県大月市の岩殿山に山岳会の皆さんと登ってきました。大月駅から目前に聳える急峻の山で634mとスカイツリーと同じ高さです。最初から険しい山道の登り降り、急斜面の鎖場、狭い痩せ尾根ありで低山ながらとても変化のある山旅を十二分楽しんできました。リーダーの皆さんの企画、下見、山案内等・・・感謝です。コースは大月駅~岩殿山登山口~丸山公園~岩殿山頂上~月坂峠~第1クサリ場~第2クサリ場~兜岩上~稚児落とし~浅利集落~大月駅。約5時間。天候は曇り。

大月駅より岩殿山を展望

岩場を利用した天然の要塞。武田氏の家臣小山田氏の築城と言われている。


桂川

この桂川を渡りすぐ登山口。


ムシカリ

オオカメノキ、スイカズラ科ガマズミ属。4~6月、葉が出るのと同時に白い花が咲く。9~10月に果実が赤黒く熟し、花序の柄も赤くなり目立つ。参考文献「葉 実 樹皮で確実にわかる樹木図鑑」著者 鈴木庸夫 (株)日本文芸社。円山公園に行く途中にあり。


岩殿山ふれあいの館より岩殿山の眺望

丸山山頂444.4mの近くに岩殿山ふれあいの館あり。1階は大月市出身山岳写真家白簱史朗先生の撮影した、写真が展示してある「白簱史朗写真館」です。


ガマズミ

アラゲガマズミ、スイカズラ科ガマズミ属。花期は5~6月。枝先に白い小さな花を多数咲かせる。果実は9~11月に真っ赤に熟す。参考文献はムシカリに同じ。
円山公園から岩殿山に行く途中に咲く。


岩殿山山頂付近

山岳会の皆さん。


岩殿山山頂



第2のクサリ場



ナガバノコウヤボウキ

長葉の高野箒。キク科コウヤボウキ属。コウヤボウキと似ているが花が枝の先端に咲く点が本種と異なる。本年枝の葉が卵形で互生に対し、2年枝の葉は長楕円形で束生し、両面とも無毛で葉の縁に細かいギザギザあり、束生した葉の中央から、白い筒状花が10数個集まった頭花がひとつずつつく。参考文献「色 大きさ 開花順で引ける野草・山草図鑑」監修 高村 忠彦 (株)日本文芸社



オケラ

朮。キク科オケラ属。葉は長い柄があり、3~5裂する。花期は9~10月。裂片のふちには刺状のギザギザががあり、頭花は直径1.5~2cm筒状花で白色まれには紅色も帯びる。参考文献は同上。


稚児落とし

谷底は深く怖くて覗けず。落城に追われ居所を知られないように泣く子を落としたといわれる悲劇の場所。


ススキとヤマハギ

前方稚児落とし。


シモバシラ

霜柱。シソ科シモバシラ属。多年草。花期9~10月。花は白色で小さく、花径の一方に片寄ってつき唇形で花穂は長さ5~12cm。初冬のころ枯れはじめた茎の根元から、あたかも霜の柱のような氷柱が立つ。参考文献はナガバノコウヤボウキ、オケラに同じ。