樹木の物語、写真紀行

木の種類、名前、葉っぱ、木の実、花、特徴、言い伝えに、写真紀行(写真撮影会、ハイキング、散歩時等の写真)を追加しました。

小金井公園 梅林の花 開花しました。! 2~2

2021-03-04 09:58:28 | 写真紀行
令和3年3月3日
 小金井公園の梅花の撮影に去る2月7日(日)(前回記述済み)と2月19日(金)に行ってきました。19日は花はほぼ満開の状況で綺麗に咲き誇る梅花を観賞しながらカメラに収めてきました。平日でしたが梅を撮影している人が多く見受けられました。梅の木には花の名札がついており公園事務所で頂いた『梅林ガイド』(作成者:公益財団法人 東京都公園協会 協力:『小金井公園ボランティア樹木の会』が作成して公園事務所に置いてあります)には花の種類、花の写真、花の特徴等が記載されており、公園事務所で配布されています。この梅林ガイドを見ながら花を眺めるととても興味がわいてきて楽しさが倍増します。ご利用をお勧めいたします。下記記載の梅の花の名称及び花の特徴は公園事務所のご了解を得て『梅林ガイド』から転載させていただきました。有難う御座いました。



小金井公園 梅林風景



紅千鳥(べにちどり) 紅梅性一重

江戸時代から花梅の代表的品種 遅咲き鮮紅色中輪でよく旗弁ができる



一重野梅(ひとえやばい) 野梅性一重


一般的なもので早咲き白色中輪で香は高く結実する 接木容易


月の桂(つきのかつら) 青軸性一重

花は月影よりやや大きい 開花は遅く、清香がある


豊後(ぶんご) 豊後性一重 

品種名は大分県に因み、若枝は紅色で遅咲き淡紅色の大輪、大果


宇治の里(うじのさと) 野梅性八重

宇治近辺で生じ、千葉大の梅林から広まる、遅咲白色の大輪


緋の司(ひのつかさ) 紅梅性八重

小金井サクラ提供の御礼として水戸から送られる、濃紅色中輪 稀に結実


水心鏡(すいしんきょう) 野梅性八重

千葉大学の梅林にあった江戸時代の古い品種、白色大輪で香りが良い


古城の春(こじょうのはる) 野梅性八重

比較的新しい品種で不結実、乳白色だが寒さににより薄い紅色なる


扇流し(おおぎながし) 野梅性一重

徳川十一代将軍家斉が大事にした梅、早咲き淡紅色の中輪


舞扇(まいおうぎ) 野梅性一重

花は淡紅色、中大輪で雄蕊が長く扇の舞を彷彿とさせる、結実する


曙(あけぼの) 野梅性一重

江戸時代の古典的品種の一つ、早咲き淡紅色の大輪、良果


満月(まんげつ) 野梅性一重

明治時代の三銘花の一つ、極く早咲、白色中輪で良果を結ぶ


春日野(かすがの) 野梅性八重

白花の中に紅白の咲き分け、絞りができる 遅咲きで稀に結実


八重冬至(やえとうじ) 野梅性八重

居二の丸にある北の梅林坂に同じ品種がある 早咲き白色の中輪