感動戦争

嘘や妄想でしか感動できなくなった悲劇。

幸福感、解放感、躍動感、至福感、悦楽感などの感動は、
文学が作り出した合成感情である。
これに対応する現実はない。

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戦争の悲劇は、世代が代わると、排除される。
感動はポジティブ・シンキングである。

そして人の悲劇が起きた。
感動は嘘や妄想であった。
これを忘れた。

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感動を追った宮崎駿は、悪魔に取り付かれた。
これが作用と反作用の法則だ。

良き心地は悪魔のお菓子である。
これが作用と反作用の法則だ。

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良き心地を追う社会は、悪魔社会を製造・販売・消費した。
これが作用と反作用の法則だ。

感動こそは、悪辣な悪魔のお菓子である。

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そして人は精神病と犯罪に犯された。
これが作用と反作用の法則だから。

失業や貧困は、精神病と犯罪の果実だ。

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感動はポジティブ・シンキングであり、人を狂わせた。

感動しないことこそ、平常心だ。
ここにしか日常はない。

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感動は日常を否定した。
人は現実を破壊した。

人はないものねだりに生きる。
現実は精神病と犯罪だ。
これが作用と反作用の法則だ。
証明終わり。

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誰もが感情戦争の敗者となった。
証明終わり。