この度の北海道胆振東部地震により被災された方々、
今も避難所で不自由・ご不便な生活を過ごされている方々に対しまして
心よりお見舞い申し上げます。
9月6日未明の地震当日は、当サークルの例会予定の木曜日でした。
例会のテーマは「8月の出来事」でした
私、夢バナナは、前日までそれに則した話題をいろいろ考えていました。
例えば、いろんな所で花火が打ち上げられていた、
久し振りに虹を観ることが出来た、毎日とうきびを食べていたなど・・・。
でも、それどころではなくなってしまいました。
この地震で、生活に多大な影響が生じ、
各々ご苦労されたことがたくさんあったと思います。
13日はテーマを前半「今回の地震時の対応」、
後半「災害時に聞こえない人に伝える方法」に変更し、
出席者8名(1名ろう者含む)で例会を行いました。
『前半のテーマ』で皆共通していたことは、
停電によるスマホなどへの電源確保や電波が通じにくいなどの通信関係。
区役所で充電出来たが長蛇の列だったとか
情報は主にラジオから。
ろう者のHさんの情報獲得は、テレビに代わりラジオの内容を
ご家族が手話で伝えるという方法だったようです。
他には冷蔵庫への影響が大きかった。
ランタンなどキャンプ用品が役に立ったとも。
他では、停電だったので暗くなったら就寝した。
周りが暗い分、星がとても綺麗に観ることが出来た。など。
『後半のテーマ』は、一人が伝えたい内容を言い
、別の人が手話でHさんに伝えることにしました。
①「午後3時から水が使えない」
②「夜、寒くなるので毛布が配付される」
③「自衛隊がお風呂の支援をしてくれる」
④「午後5時から食事のサービスがある」
⑤「コンビニでおにぎりの無料配付がある」
⑥「地盤がゆるんだため別の避難所に移動するかもしれない」
どうでしょう。文章が長いのも、思ったより短く手話表現出来ることが分かりました。
Hさんありがとうございました。
【Hさん談】
「今までも災害・防災関連をテーマにした手話表現の学習を実施してきた。
幸いにして災害に遭遇することがなかったこともあり、
いつしか忘れてしまうことは仕方のないことかもしれない。
でも、今回の震災の経験は様々なことを考えるきっかけになったし、
学ぶことも多かったと思う。
夢バナナもそう思いました。
余震がまだまだ続いています。
気の休まらない日々のなか、体調を崩されませんように。
1日も早い復興を望みます。
夢バナナ