
本日をもって近畿日本鉄道養老線としての営業を終え、明日からは新生養老線として営業を開始します。開業時の名前に戻るわけですが、同線は養老鉄道として開業し、揖斐川電気に合併し電化され、その後伊勢電気鉄道の傘下に入り、色々あって近畿日本鉄道養老線として運営されてきました。
余談ですが、東海の飛将軍と言われた熊沢一衛が、伊勢電の経営に関わるきっかけを養老線は作っています。熊沢一衛は元々静岡県内で電力事業に深く関わっており、各地の電力系の会社の取締役を幾つか務めていました。その一社が揖斐川電気(現イビデン)で、揖斐川電力が養老鉄道を合併した時、鉄道事業と関係が出来たわけで、その後伊勢電の経営に関わり、大軌参急との数々の確執を引き起こしています。
さて、養老鉄道は課題山積みの状態からスタートするわけですが、沿線自治体には無料駐車場の整備などを検討している所もあって、そういった補助金以外の支援もこれから先必要になってくるのではと思います。

http://www.yororailway.co.jp/
駅名板は一見、けいはんな線のような感じですね~。
関西本線へ乗客が流れないかと。