芸備線木次線が接続する備後落合駅。両路線とも一日数本しか走らない超ローカル線で、日本一静かなターミナル駅とも言われています。
ただ実際に駅に行ってみると、駅前には整備された国道が通じていて、米子と三次の間の最短ルートになっているため、それなりの交通量があります。
余談ですけど、自分は秘境駅の基準が厳しく、ほとんど人家が無いようなところでも、駅前に通行量が多い国道等の幹線道路が有って、車で容易にたどり着ける駅は秘境駅では無いと思っています。
現在は構内踏切ですが、戦前は跨線橋があったそうです。
かってはこの駅には機関区の支区があり、職員は100人以上いたそうで、現在も転車台が残っています。
この駅、JR西日本の岡山支社、広島支社、米子支社の境界駅になっていて、現在支社間の直通列車が無いため、渡り線のポイント部分の線路は完全に錆びついています。
上の写真は、三次方ですが、左が芸備線三次広島方面、右が木次線となっています。この間の渡り線は、長らく使われていないようです。
撮影 2019年4月20日