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nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

アクセスコントロール

2005-05-10 | パソコン・周辺機器・携帯電話

前回からの続きです。

DVD-Videoをリッピングする代表的なソフトにDVD ShrinkDVD Decrypterがあります。
いずれも欧州系のソフトなので著作権法で問題になる私的複製の例外規定にある「技術的保護手段の回避により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになった複製を、その事実を知りながら行う場合」という規定と、その注釈として「技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。」に該当しません。(アメリカの著作権法にも同様の規定があります)
日本国内でこのソフトを紹介するのが良いのかなと思うのですが、今回はDVD-VideoのコピープロテクトであるCSS(Content Scramble System)について、この規定に該当するかを考えてみたいと思います。

元々DVD-VideoのCSSはリージョンコード(地域コード)とライセンスを受けていない再生ソフト及び再生プレーヤーでは再生出来ない仕様を作るため、開発されています。そのため法的にはマイクロビジョンの様なコピーガード・コピープロテクトの類ではなく、アクセスコントロールと見なされるためです。コピーを制限してるわけではなく、WOWOWなどの有料放送のスクランブルの様に再生する環境を制限しているのと同じに見なされます。

このアクセスコントロール問題は非常にデリケートな問題で、自分で購入した著作物をどのように視聴しようと、法的には制限されません。WOWOWのスクランブルを無断で解除したとしても、法令上は著作権法では違法とされません(それ以外の法令には接触すると思われますが)。

また一時期問題になったコピーコントロールCDは、これもコピーをコントロールしてるわけではなく、意図的にパソコンなどで再生出来ない環境を作っています。CCCDはコピー出来ない以前に再生出来ない、一部環境では問題なくコピー出来るという動作を示しました。

このコピーコントロールとアクセスコントロールの関係は著作権法の問題を根本から見直さないといけない問題で、技術的保護手段の回避の排除で済まない問題なのです。

URL:http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html 著作権法


DVD

2005-05-09 | パソコン・周辺機器・携帯電話
今回は今までのDVDについての話です。
特に説明するまでもないのですが、DVDは「Digital Versatile Disc」の略語です。当初「Digital Video Disc」の略として、DVDという仮称が使われていましたが、規格選定の段階でデータ用途への利用も考慮して別の名称を検討しましたが、あまりにもDVDという名称が有名になっていたため、VideoからVersatile(多目的・汎用といった意味)に変更したという経緯があります。
容量は片面一層が4.7GB、片面二層が8.5GB、両面一層が9.2GB、両面二層が17GBとなっています。ただし、両面のDVDというのはあまり存在せず、片面一層に一度お目にかかったことがあるぐらいで、両面二層のDVDには今のところお目にかかったことがありません。

そういった話はそれぐらいにして、DVDに映像を記録したDVD-VideoはCSSというプロテクトがありコピー出来ないのが普通です。このプロテクトを破ると著作権法の、私的複製の例外規定にある「技術的保護手段の回避により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになった複製を、その事実を知りながら行う場合」に該当する可能性が極めて高くなります。
この問題についてはまた機会を改めて述べたいと思います。

ところがこのCSSプロテクトですが、有る事情から簡単に破られ、今では簡単にDVDのリッピングやコピーが可能になりました。
代表的なサイトとして「DVD焼焼き」を紹介しておきます。

これ以外にも幾つかサイト有るのですが、いずれもスペインや北欧諸国など、著作権法に「技術的保護手段の回避により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになった複製を、その事実を知りながら行う場合」との規定が無い国で作られたフリーウェアです。
国境のシームレス化が進みつつあり、インターネットの世界らしいプロテクト破りかもしれません。

URL:http://dvd-yaki2.hp.infoseek.co.jp/

年賀状

2004-12-28 | パソコン・周辺機器・携帯電話
毎年この時期になると、家中の年賀状をほぼ自分一人が印刷しています。親の年賀状は数年前までは裏面だけをプリンタ印刷して宛名は手書きでしたが、ここ最近は全て印刷で作っています。
自分の分は1996年にエプソンのMJ-800Cを購入して以来、宛名も全て印刷しています。

今年はキヤノンのcanonPIXUS560iを使って印刷しました。宛名の一部もcanonPIXUS560iを使いましたが、字の印刷がきれいなPICTY860を使って宛名を印刷しました。

さて今回はその宛名に関する話題です。岐阜県では穂積町と巣南町が合併して瑞穂市に、本巣町糸貫町真正町根尾村が合併して本巣市など様々な市町村合併が続いています。西濃は見事に空中分解しましたが・・・

うちは本巣や穂積・瑞穂への年賀状が多いのですが、瑞穂市・本巣市ではなく全て本巣郡穂積町などと書いて出しています。あと郡上郡八幡町というのもありました。パソコン内の名簿を修正していないので、来年もこのままかもしれません。


余談ですが、長野県山口村と岐阜県中津川市の合併は、議会の議員提案という形で合併の申請を行うことになりました。このまますんなり合併出来るのか、田中知事が何を言い出すのか注目しています。

DVD-Rメディア

2004-12-19 | パソコン・周辺機器・携帯電話
前回に引き続いてDVDの話です。

DVD-Rメディアの定番といえば、太陽誘電かmaxellといったところでしょうか。自分はあまり誘電のDVD-Rは使わず(CD-Rでは誘電を買った記憶がない)、マクセルをメインにしてきました。しかし4倍速モデルが5枚セットで約1600円(1枚あたり320円で最近は下落傾向)と、値が張るので色々研究をしてみました。流通量は減っていますが、同じマクセルのシングルスピードを探してきました。こちらは5枚セットで1000円(1枚200円)と多少安価になっていますが、流通量が少ないというか在庫処分の段階に入っています。


定番のマクセル


こちらはマクセルのシングルスピード
大抵のドライブで2倍速書き込みが可能

次は三菱化学の2倍速で、マクセルとほぼ同等の品質で、価格は5枚で1480円でした。こちらも流通量が減少傾向です。4倍速メディアはまだ未使用。

最近はあまり使っていない三菱製

これでも高いとなって台湾製激安メディアに手を出しましたが、メディアによってはパイオニア製ドライブは、有る程度品質の悪いメディアにも焼けますが、たまに生焼けになるという問題も発生しました。あとシングルスピードメディアへの2倍速書き込みが出来ないため、さすがに懲りてそのメーカは使わなくなりました。もっとひどい品質のメーカーもあります。

さて、一番上質なメディアといえばやはりTDKでしょう。自分はCD-Rの方ではTDKに限ると言って、最近はTDKのタフネスシリーズしか使っていません。
DVD-Rのハードコートシリーズもなかなかのメディアですが、やはり価格的に高く1枚600円近くしました。さすがに最近は値段が下がっていますが、それでも高価なことには変わりなく、おいそれと使うことがなかなか出来ません。


TDKの超硬 これが潤沢に使えれば問題ないのだが・・・


そんな中、国産だけど安価というUNIFINOというメディアを見つけました。インターメディアという新興メーカーのようです。価格は10枚で1600円とかなり安価に設定されています。以来かなり重宝しており、我が家の定番メディアになっています。

最近では10枚で880円という価格もあった

ところがこのUNIFINOは癖がある一筋縄ではいかないメディアで、CD-R実験室という思わず頭が下がるサイトによると、パイオニアとプレクスターのドライブ以外ではうまく焼けない事が多いというドライブを選ぶメディアとなっています。最近ではNECや日立LGでもうまく焼けるようです。

おまけ

ある量販店のタイムセールで購入した2.4倍のマクセルのDVD+R。在庫処分のため1枚100円で、とりあえず3枚購入して問題がなかったため、2度に分けて15枚の大量購入。

DVD-R/RWドライブ

2004-12-18 | パソコン・周辺機器・携帯電話

 自分の現在使っているDVD-Rドライブはバッファロー(というよりメルコと言った方がわかりやすいですが)のDVM-L4242FBです。といっても、メルコがDVD-Rドライブを自社生産しているわけではなく、中身はパイオニアからのOEM品のDVR-106D(パイオニア純正の場合はDVR-A06-J)です。書き込みが4倍速で二世代前の製品ですが、まあ実用上は十分と言えます。

 この世代からパイオニアは-R/RWだけではなく+R/RWにも対応し、パイオニア以外にも「-」側のDVDフォーラム加盟会社、「+」側のDVD+RWアライアンス側とも「±」両対応のドライブを発売し始めました。最後には東芝や松下も「±」両対応となって、結局「-」と「+」の規格争いはメーカー側が責任を取るかたちで終焉しました。DVD-RAMについてもSuper MULTI仕様が一般的になっています。

 まあ細部に違いがある物のよく似た規格だったからこそ、「±」両対応になったと言えます。カートリッジ型のDVD-RAMが使えないSuper MULTI仕様も有りますが、無理矢理でも対応してくるようです。

 さてブルーレイとHD-DVDの規格争いが始まりつつあります。今度はそう簡単に、両対応とはいかないと思いますが、どこかのメーカーが両対応機を出してくると、それが主流になるかもしれません。以上は希望的観測ですが、実際の所ブルーレイは再生だけ、録画はHD-DVDのみ、またはその逆という訳の分からない状況になるかも。

最悪のケースでは、パソコンの世界と家電の世界でデフォルトスタンダードが異なる状況が起きる可能性が高そうです。