路線バスはコストダウンや整備性などもあり、ハイビームとロービームが別のライトを使う4灯式のヘッドライトが一般的ですが、この初代RJ系は大型2灯式のヘッドライトを採用しており、通称一つ目RJ(人によっては二つ目とも言う)なんて呼ばれています。屋根上のクーラーの位置も、運転席の直上にあるなど、特徴的な外観をしています。
日野レインボーRJ系は、基本的に1988年のモデルチェンジまでこのスタイルで製造されています。

那珂湊駅前 撮影 2006年5月3日
製造終了から24年が経過して、現役車は少なくなっていますが、茨城交通ではまだ走っているそうです。
さて今回の主役は、次の東海バスの車両。1987年製の初代RJ系です。

沼津駅前 撮影 2010年3月28日
見ての通り、同じ小田急グループの箱根登山からの移籍車で、塗装そのままで使っています。箱根登山バス(当時は箱根登山鉄道)の特注仕様として有名な、初代RJ系です。
このバスは2002年に箱根登山鉄道バスの沼津三島地区が東海バスに移管された時、そのまま東海バスに移籍して、塗装そのままで2010年9月まで使われました。
この角型ヘッドライト4灯仕様の初代RJは、東海バス自社発注の車両や、阪急バスにも居たようです。
ところで、日野自動車は路線バスのヘッドライトの1灯化が好きで、エルガとエルガミオの日野仕様のいわゆるブルーリボンII、レインボーIIは1灯式を採用しています。
かっては1970年代の大型路線車のRE系でもオーバールヘッドライトという横長の1灯式ヘッドライトを採用したことがありますが、ハイビームとロービームの切り替えがうまく行かず、すぐに廃れました。
いすゞ車のハイデッカーIV形やエルガの縦目ヘッドライトと同じく、片側1灯のヘッドライトは日野車のアイデンティティになっているのかもしれません。