トライアングルの部屋

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花になるらん 玉岡かおる

2017-11-18 09:22:05 | 本 2017年
京都の呉服屋 高倉屋

4代目主人が母親 勢田雅(せいたみやび)のために建てた
京都伏見の別荘のお披露目と
古希のお祝いのシーンから物語は始まる

幕末から明治の
動乱の京で生きた
みやびの人生を自ら語っていく

みやびの両親が始めた呉服古着屋

その店を
大きくしたのはみやびの力と言っていい

ほとんどが史実

どんどん焼けという
京都の町全体を焼いてしまった大火

天皇が京を去り東京へ行ってしまったため
寂れいく京都を盛り上げようと
奮起する人々

中心は高倉屋

異国の人々が日本へやって来た
彼らを相手に商売をしようと
どうやったら売れるか思案するみやび

間にある関税という不平等な条約

歴史の勉強をしているような気持になる

その中で揺れ動く女としてのみやびの心

不幸な登場人物も多くいる中で
最後は泣けた
感動の涙

そして高倉屋は実在するんだと知った時の
驚き!!

別荘にお祝いに来た山縣有明も
みやびの恋人の父 調所広郷も実在する

月季花と書いて
げっきか

薔薇のこと

季節なしに毎月咲くから






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