トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

2018-04-10 09:08:53 | 本 2018年
家族愛について書かせたら
最高の瀬尾さんの作品
これも期待を裏切らず
一気読みです

主人公
森宮優子 高校3年生

生まれた時の両親は水戸夫婦

母親が小さい時に亡くなり
祖父母が面倒みていた

その後
父親が梨花という女性と再婚
三人で暮らすことになり
祖父母とは疎遠に・・・

会社の都合で水戸父は
ブラジルに行くことになり
行きたくない梨花と優子は
日本に残る

その時点で水戸父と梨花は離婚

梨花と優子の二人暮らしが始まる

女の子は笑っていれば三割増しにかわいく見える
どんな相手にも微笑んでいれば好かれる
楽しい時は思いっきり
しんどい時もそれなりに笑っておかなきゃ
という梨花の教えの元に
常に明るい優子は意外と男子に人気がある

その後
梨花は泉ヶ原というお金持ちと再婚
お手伝いさんもいて
何もすることがない退屈な日々に我慢できず
梨花は家出し離婚へ

優子は泉ヶ原の元に残ったが
その後
梨花が森宮という男性と
再々婚して
優子を引き取りたいと言い出し
優子は森宮家へ

しかし
今度も梨花はその生活に耐えられず
家を出る

そして今
森宮と優子の二人暮らし

森宮は東大卒で一流企業勤務
優子の父親になろうと
一生懸命

笑えるエピソードとしては
入学試験の前日に作ってくれた
オムライス
ケチャップで書かれた長いメッセージ

「今日はよく寝て本番に備えよう
合格できると信じてリラックスしながらがんばって!」

つまようじを駆使して
30分かけて描いたって

実の父ではない分
一生懸命が伝わってくる

梨花のわがままに振り回された感じの
優子のように見えるが
実は違ってたんだ

みんなみんな優子のことを思っていた

優子も学校で軽いいじめにあっても
常に強い気持ちでいた

暗い気持ちにならず
姓が三回変わっても
常に明るくいられたのは
周りからの愛?

どうか四回目が
永遠であることを祈って!!

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