シャーロックとかワトソンとかの名前はそのままなのに
場所が京都という奇妙さ
あー書いたのは京都大好き森見さんでした
赤毛連盟事件で大失態を起こし
名探偵はスランプに陥ってしまった
赤毛連盟
解散は嘘で
金貨強奪計画も一切なく
地下トンネルも存在しなかった
さらに同じ下宿屋の上の階に
敵であるモリアーティ教授が引っ越してくる
彼もスランプに陥っていた
さらにさらに
レストレード警部もスランプに!
彼のスランプの原因は
いくつもの難事件を解決できたのは
ホームズの助言のおかげだったので
それがなくなったから
笑うのは京都警視庁と書いて
フリガナがスコットランド・ヤードだって
竹取物語も登場
姫君が月へ帰ってしまった後
彼女が残していった「不死の妙薬」を
王様は使者に命じて富士の山頂で
焼かせる
その煙は今なお立ち上がっている
本当なの?知らなかった
これも森見さんの創作でしょうか
竹取物語はマスグレーヴ家に代々伝わる写本
そのマスグレーヴ家の東の東の間
その部屋で永い眠りについていた男が目覚めた
この家の祖先にあたる男
その代わりにそこの令嬢が眠りについた
失踪事件としてホームズも調査するも
解決せず
誰かが眠っていなければいけない部屋
モリアーティが彼女の身代わりに眠りにつく
モリアーティが作っていた模型の街
それがロンドン
そして第5章から
舞台はロンドンに移る
そこではモリアーティとホームズが
同一人物という設定に
二重人格?
事件を起こすのがモリアーティの時の姿で
解決するのがホームズの時
京都は架空の世界かと思いきや
やはり京都が本当でと
読んでいて混乱してしまう
鴨川に霧が出たって
ロンドンに似せた設定だから?
京都あまり知らないので何とも言えません
女王陛下から勲章も頂いてと
ここまで京都とロンドンを
混ぜこぜにさせるなんて
ある意味すごいです
コナン・ドイルさん
この話読んだらどんな感想になるのでしょうか
「月の裏側に置き去りにされたような絶望」
この表現が印象に残りました
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