トライアングルの部屋

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星の子 今村夏子

2017-08-12 06:57:46 | 本 2017年
林ちひろ

生まれてから中学三年生までの
家庭や学校でのこと
そして宗教のことが中心

小さい頃
身体が弱く
病気ばかりしていたのに
特別な水で体を清め飲料に使ったら
丈夫になったため
両親がそれを勧めている新興宗教に
のめりこんでしまう

その後父親は転職を繰り返し
その度に貧しくなっていく

目を覚まさせようと
叔父(母の弟)が内緒で
水を公園の水道水と入れ替えておいた

知らずに水を勧めてくる両親に
叔父が本当のことをばらすと
両親は怒り出し
とうとう叔父とは縁を切ってしまう

祖母の法要の出席もちひろ

ちひろには姉がいたが
姉はそんな林家に愛想をつかし
高校を中退して
家を出ていく

少し前に
似たような話を読んだ

「神さまたちがいた街で」

そちらは子どもがかなり犠牲になった話だったが
こちらはちひろが楽しんで参加している

著者が何かの宗教団体を参考にしているのか?

勉強会など
知人から聞かされた宗教の話とだいぶ似ている

宗教はある時は生きる力になるけれど
反対に周りとの確執を生む恐ろしさもあるから怖い

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