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奈義の龍安寺(奈義町現代美術館)

2007-02-13 | Weblog

養老天命反転地で有名な荒川修作+マドリン・ギンズが
10年ほど前に作った作品です。

場所は養老のと同じく辺鄙な場所で(といったら失礼だけど)、
岡山県の奈義町にある「奈義町現代美術館」の作品の一つです。

今鳥取県に住んでいるんですが、
鳥取からでも1時間ちょっとあれば着きます。
結構気軽にホイッといける距離で、年に何回か訪れます。


作品は円柱の筒形状をしていて、
その内部にとても違和感のある空間が創られてます。

タイトルにある、京都「龍安寺」を模した石庭が、
筒の中にぐるっと存在しています。

筒の水平方向でミラーリングしたように写真の鉄棒や、
シーソーも頭上にあります。

形状が円筒形で空間の横軸の境界がないので、
その頭上まで歩いていけそうな気がしたりもします。

とにかく平衡感覚を保てない夢の中のような非現実的な空間で、
楽しいというよりも、何か感覚に訴えかけられているようです。


養老も行った時に感じた、作品自体は未完な完成度だけど
ぶっ飛んだ表現の作品がもつメッセージ性というか、
「伝えたい」!という作者の熱意を感じる気がする作品です。





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