僕の近所に神社があって、そこでは毎年お祭りがある。
時期も一ヶ月ほど前で、神社には例年多数の露店がでている。
露店って子供の頃は何も考えずに大好きだった記憶がある。
特に好きだったのがくじ?みたいなやつ。
店先に人気のテレビゲーム機とかプラモとか置いてあって、
引いたらこの中からどれか当たるよ的なメッセージを匂わせている、あれだ。
たくさん置いてあるけど、一回も当たったことがなかった。
でも子供は特に目の前の魅力的なものには弱いからついやってしまう。
すごいショックだったのが、ある神社でやったくじで、
わくわくしながら引いた結構若い番号の書いた紙を渡すと、
おっちゃんが台の下から「はい、この中から好きなやつとってええよ。」
てな具合でどこで売ってるかも分からないような
安そうなものを選ばされたのを、子供心にもインパクトがあったのか、
くっきりと記憶に残っている。
他にもかわいそうな色付けしたひよことか、
うっすいタネで作るカステラ屋とか他にもたくさんある露店は、
社会の縮図的なイメージが今でも残っている。
子供はこういう環境で、
何となく不条理でゆがんでる日常を学ぶのかな?とふと思いました。
子供の夢・希望・楽しみと、大人の利益のまじった神社等の露店。
神さん仏様の御前なのに、何かとても俗世的でおもしろい。
写真は露店の一角で売っていた「イチゴ飴」。
赤い艶やかなイチゴが真っ白な砂糖の上に置かれてる色合いがとても綺麗でした。。