DAILY DESIGN.

      

21_21 DESIGN SIGHT

2007-05-16 | デザイン

東京は六本木のミッドタウン内にある、
世界的建築家・安藤忠雄さんによるデザインの美術館?です。

なんて読むのかいまだによく分からないけど、なかなか面白い施設でした。


今このミュージアムでは、デザイナー深澤直人さんのディレクションによる
「チョコレート展」が開催しています。

この「チョコレート展」最初は何でチョコ?とか色々考えてしまったけど、
チョコって世界中に存在して、世界中の人が好きですよね?

そんな世界中の人が一度は目にして口にしているチョコという素材を、
色んな視点や考え方で紐解いていくという企画にとても関心してしまいました。


んで、ここを見終わった後にずっとひっかかるように疑問がありました。

それは、客集めの為に有名な絵画展やどこかの美術館の借り物ばかりを
企画する美術館だけでなく、見に来る人の生活に密着に存在する素材を使って、
何か一定リズムで平凡に感じてしまう生活にメリハリというか、
アイデアを与えてくれるという美術館も必要じゃないかな?という事。

そしてそれが本当のミュージアムの存在意義かな~?とも。


もちろん、有名絵画には美しくて心に潤いを与えてくれるものもたくさんあります。
ただその過去のものだけでは今の生活について感じたりするのは少ないかな?と。

それはそれ。これはこれって感じで、両方の視点が必要かな?と思います。


そういう日常の生活を豊かにしてくれる美術館が東京のど真ん中にあるっていうのが、
地方に住む身としてはホントにうらやましい限りです。