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ウイルスによる遺伝子治療は再発膠芽腫の生存を改善する

2015-10-11 06:35:22 | 癌の治療法
Gene therapy doubles survival in recurrent glioblastoma

October 1, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/10/151001154107.htm

ウイルスベクターのVB-111による膠芽腫に対する遺伝子治療の臨床試験フェーズIIの最終結果が発表された
今回の試験にはテキサス大学ヘルスサイエンスセンターのがん治療研究センター/Cancer Therapy & Research Center/CTRCのほか3箇所から再発膠芽腫の患者62名が登録された
アバスチン/ベバシズマブ(VEGF阻害剤)単独では生存が平均8ヶ月だったのに対して、VB-111では平均15ヶ月生存した

VB-111は膠芽腫glioblastomaの全生存率を改善し、安全で忍容性が高いwell-toleratedことに加えて、再発した膠芽腫に対して有効であり、かつアバスチンと組み合わせても有効であることが証明された

※tolerability: 忍容性


VB-111は腫瘍の血管新生の能力を阻害することで腫瘍を効果的に飢えさせ、しかもそのプロセスは腫瘍自身が分泌する因子によって活性化されて開始される
VB-111は2ヶ月に1度静脈内に注入/静注されるだけなので使い勝手が良いconvenient

最も頻度の高い副作用は発熱であり、注入後1日から2日間続く
これは免疫系の関与を示唆するとBrenner博士は言う

VB-111は現在アメリカとヨーロッパではオーファンドラッグ状態である



関連サイト
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3374632/
>VB-111 is a nonreplicative adenovirus engineered to express the chimerical receptor (Fas-c) gene under the regulation of a modified preproendothelin-1 (PPE-1) promoter (Ad-PPE-Fas-c).4,5 This modification results in specific expression of Fas-c transgene in endothelial cells (ECs) of angiogenic blood vessels, resulting in attenuation of tumor blood supply.
(VB-111は複製不可能なアデノウイルスであり、修飾されたプレプロエンドセリン-1 (PPE-1) プロモーターの調節下においてFas-c受容体の遺伝子を遺伝子工学により発現させる
これによりFas-cを血管形成の血管内皮細胞に特異的に発現させ、腫瘍への血液供給を抑制する)
 

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