治療が発見した乾癬の新しい目標
研究者は新しい遺伝子(PIM1)を確認した。
それはヒトの自己免疫疾患(乾癬)の革新的な治療と治療法の有効な目標である可能性がある。
科学者は、マウスで正常なヒトの皮膚のモデルに、IL-22を注射した。
皮膚にその後起こった変化は、乾癬を暗示した。
彼らは次にコンピューター分析を行い、既存の遺伝子データセットでこれらのヒトの皮膚モデルからデータを比較し、IL-22の存在によって『スイッチを入れられる』遺伝子の1つとして、遺伝子PIM1を確認した。
彼らは、PIM1をブロックする小分子薬が乾癬のモデルに効果的であることを更に示した。
http://www.sciencedaily.com/releases/2014/02/140212144605.htm
<コメント>
Science Translational Medicineです。
PIM1はPIM-1タンパク質をコードする遺伝子です。
PIM-1のWikipediaには、「セリン/スレオニンキナーゼで原癌遺伝子。細胞周期の進行、アポトーシスと転写の活性化に関与する」とあります。
http://en.wikipedia.org/wiki/PIM1
細胞周期の進行やアポトーシスの活性化は、確かに乾癬の症状(表皮の異常増殖とリンパ球浸潤)を説明できそうです。
癌のリスクにもつながりそうですね。
乾癬がいくつかの癌リスク上昇につながることは以前から言われていたようです。
http://www.psoriasis.org/related-conditions/increased-cancer-risk