機械翻訳2

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肥満細胞は悪党なだけではない

2015-09-10 06:29:31 | 免疫
A possible cure for allergies?

September 8, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/09/150908094114.htm


(スイス、日本、アメリカの科学者たちは、マスト細胞がアレルギー反応を引き起こす『悪党』であるだけではなく、『良い面』も持っていることを明らかにした
マスト細胞は制御性T細胞を作り出してアレルギー反応を抑制する)

マスト細胞はIL-2を分泌して制御性T細胞(Treg)を誘導する
Tregは気道でIL-10を分泌してアレルギー性炎症プロセスの抑制を誘導する

Tregは過剰な免疫応答とその結果として起きる炎症を鎮圧できることが以前から知られていたが、
Tregを治療として使うには大量に必要であり実現するのは容易ではなかった
血液中にTregは少なく、試験管でも作成するのは難しい

それがマスト細胞を使うことで、簡単にそして大量に作ることが可能だったという

「我々が発見したメカニズムは、アレルギーを制御する新たな方法の基盤となりうるだろう」
慶應義塾大学の森田英明は言う


http://dx.doi.org/10.1016/j.immuni.2015.06.021
An Interleukin-33-Mast Cell-Interleukin-2 Axis Suppresses Papain-Induced Allergic Inflammation by Promoting Regulatory T Cell Numbers




関連サイト
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/research/papers/post_64.php
>今回の研究成果は、マスト細胞はIL-33で活性化されると制御性T細胞だけを選択的に増やし、その結果気管支喘息を抑制する作用があることを初めて明らかにしました。


関連サイト
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25043027
>The alarmin IL-33 promotes regulatory T-cell function in the intestine.
(アラーミンのIL-33は腸において制御性T細胞の機能を促進する)
 


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