日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

TPPを推進する日本企業について。

2015-02-23 07:42:55 | Weblog
TPPを推進している中心的な企業がトヨタ自動車ですが、日本の輸入関税はずっとゼロで、アメリカに対しては2.5%の関税しかかかっていません。これは、為替差益の誤差程度の問題で、関税障壁が主要な問題ではありません。実際にトヨタ自動車は販売台数が振るわないのに、円安効果で史上最高益を計上しています。

トヨタの営業は、国内で自動車離れはどうして起きるのかと、知恵を絞りながら作案しているようですが、それはトヨタの奥田元会長の時代に非正規労働者を爆発的に増やしてから、労働者が自動車を購入することのできる賃金ではなくなったことが主な要因なのです。そして更に、経団連が提案していた消費税増税が2014年4月に開始されたのが決定打になりました。トヨタは自分で、自分の首を締め続けていたのです。

それなのに、貿易がまだ不完全で自由化されていないからだとか、軽自動車税が優遇されているからだとか、筋の悪い悪循環な方向に世の中を突き進ませてきたのです。