日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

BNF氏の話とか、99%の人の話とか。

2011-12-03 22:06:41 | Weblog
↓ちょっと古い記事ですけど、着実に資産を増やして行っていたのだなあ。

■BNF氏がまた秋葉原のビルを170億円で購入
http://media.yucasee.jp/posts/index/8183

職場の人が、どういうキャリアを積んでいきたいかを僕に聞いてきたけど、できれば遊んで暮らしたいなんてことは言えないなあ(笑)

まあ、BNF氏が遊んでいるとは思えないけど、キャッシュで90億円やら、170億円の不動産を買うってのはどうなんだろう。

ラオックス・ザ・コンピュータ館跡地は、パソコン大盛況時代の自分らにとってはとても思い入れのある場所ではあるのだけれど。

ロケット跡も、ラオックス跡も、テナント収入が、ほかのにぎわっているビルよりもあるとは思えないのですが、ビルの管理費というのは、清掃やら警備やら設備のメンテナンスやらでかなりコストがかかるものでしょう。

秋葉原に不動産を持ちたいという気持ちはある種の人にはあるわけで、おそらく彼は好きなものを買ったということなのでしょうか。

まあしかし、彼はすでに1%の勝ち組ですから、99%の負け組みの我々にとって、長期デフレの時代には、住宅ローンなんかは年々重みを増していって傷口を開いていってしまっているような気がします。

昔のインフレ時代に家を買った人は、住宅ローンの最後の方には給与の方がずっと高くなっていて、負担感がどんどん軽減されていったのですよね。

誰だ? 性懲りもなくデフレの方がいいなんて言っているやつは?

介護職っていうのは数少ない成長産業で、経済的にはあくまで理性的な選択ではあったのですけれども、専門職の道のりというのは、今までの仕事の中でもっとも厳しいものでありました。

どうせ辛い人生を生きるのなら、一発当てたい夢もあったのですけれどもね~。

会社に出勤さえしていれば、大半の人がそこそこの老後を迎えられた20年前にどうして戻れないのか。

アメリカンドリームという空想に翻弄され続けてきた貧しいアメリカ人同様、新自由主義が上陸してきたあとの日本では、自分も他に違わない99%の中の一人にすぎなくなったのでしょう。

将来65歳で定年になって(68歳を言い出したキチ○イ政党がありますが)、平均寿命まで15年足らず。

そのうちの健康な期間は、ほんの短い何年かなのですから、サービス残業をゼロにするとか(こんなもの違法なんですよ、違法)、就業期間というものをもう少し気楽なものにしましょうや。

消えた「癌保険」

2011-12-03 07:28:51 | Weblog
今日のミーティングで、これから末期がんの患者が増えていくので、一日一日が大切な利用者さんのことを思いながら、スキルアップさせていかなければならないという話がありました。

ベッドとエアーマットレスを出しても数ヶ月で亡くなってしまうお客さんだと、手間ばかりかかってお金にもならないんですが、そいういう弱者に必要なものこそ介護保険なわけで。

がん保険などというアメリカ生まれの民間の保険は、原発事故のあとにテレビコマーシャルをあっという間に止めてしまいました。

それを言ってしまった芸人のほっしゃんは、テレビ画面から姿を消されてしまいました。

これから癌がはっきり増えると分かってしまえば、今までのような安い掛け金では、回らなくなるのは分かるんですが、人間の生き死にに関係することが不思議と報道されません。

それも利益追求集団であるスポンサーと放送局という、金の亡者たちの権力が強いからなのですが、がん保険が加入しにくくなると、高額な医療費負担の発生する癌になったときに大変不便になります。

脳梗塞だと美味しくご飯を食べられないこともないのですが、ご飯の代わりに点滴やら、効かない抗がん剤やら、これからは十分放射線を浴びている人ばかりなのに放射線治療やら(笑)、やっぱり癌は良くないですね。