日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

来年の抱負。

2011-12-31 23:28:45 | Weblog
さて、毎年恒例になりましたが、来年の抱負など。

阪神大震災の時は、4ヶ月で復興の見通しついたのに、野田総理は消費税増税が待ったなしなのだそうです。

野田さんが、総理になるずっと前から彼が増税派であることは分かっていたのですが、あれだけ批判されていた小泉首相の方が、よほどマシだと思えるほどの錯覚を憶えてしまいます。

ノーベル賞受賞者のクルーグマンが「ケインズは正しかった」といっている時代に、日本は、新古典派としか思えない草エコノミストばかりをテレビに出して増税は必要だとまくしたてています。

どうして、野田総理より、財務官僚より、日銀総裁より遥かに優秀なスティグリッツやクルーグマンの意見に耳を傾けないのか。

ハイエクや、フリードマンの時代は、もうとっくに終わっているはずです。

それどころか、天才バカボンのキャラクターにしか見えないNHK出身の安住淳を財務大臣に据えてしまうなんて、常軌を逸しているとしか思えません。

さて、来年の豊富ですが、本当に消費税増税が仮に決まったとしても、経済に影響を及ぼしてくるのは施行される2年後からでしょうから、復興国債を含めて過去最高と言われている予算が、少しは景気浮揚に役立ってくるでしょう。

年末の東証株価は今年最低でしたが、来春早々上がってくるものと思われます。

円高は、30兆円も為替介入可能なのに、アメリカに遠慮しながら為替介入も、金融緩和もやっていますから60円台になりそうになったら、10兆円くらい使って、いったん75円に戻してあとは打ち止めでしょう。ユーロは解散する以外に基本的に解決策がありませんから、将来的には紙くずになるでしょう。来年末は1ドル70円、1ユーロ85円くらいになっているでしょう。

株価は、東北復興という巨大な需要ができたのに、建設株がそれほどまでは上がっていないのはやはり不自然です。

トータルでみて、海外生産移転をすっかり終了させた日本の大企業にはまだ余力があるでしょう。

アパレル系も、円高の割りには値下げしていないので、けっこう儲けているのではないでしょうか。

もしかすると、年末が一番の株の買い時だったのかも知れませが、景気対策が弱いので上がったとしても、上限は1万1千円くらいでしょう。

何かしらパッとしないどんよりとした経済が、今まで同様に続いていくものと思われます。

原発については、火力発電もメンテナンスが必要なので、休止している原発を再稼動せざるを得なくなるでしょう。

その一方で、孫正義ソフトバンクCEOがすすめているメガソーラ発電は、送電分離も、買取価格も、再生可能エネルギー法で決められていないので、頓挫してしまう可能性も無きにしもあらずです。

その他は。

オレオレの代わりに年寄りが詐欺にあっている、携帯電話販売がニュースとして取り上げられるでしょう。

現状で解散なんてできっこないから、消費税増税の話は妥協含みの腰折れに終わるでしょう。

TPP参加は、アメリカの要請なので、野田総理は国民をだまくらかしながら参加してしまうでしょう。

放射能汚染の問題は、今までデータがなかったのではなくて、欧米の被害を報道しなかっただけなので、徐々に問題意識が高まってくるでしょう。(その時は、もう遅いけど)

25万ベクレルのスギ花粉が東北関東を襲うでしょう。

失望をしたくなければ幻想をみるしかないので、お笑い芸人だらけの番組も、韓流ブームも、AKB中心の歌謡界も健在でしょう。

介護職の、ノイローゼ、鬱病が問題になってくるでしょう。

自転車が車道を通ることの、交通事故が問題になってくるでしょう。

東北の不景気の深刻化が顕在化されてくるでしょう。

野田首相は、消費税が万が一通ったら、内閣総辞職して前原あたりに席を譲ってしまうでしょう。

基本的に、経団連と、アメリカが日本の政治を動かしている構図はそのままでしょう。

各国の首相が選挙の次期ですが、政権はそのままで権力温存となるでしょう。

マグニチュード8クラスの大震災が、もう一度どこかにくるでしょう

もう、やだ。こんな世の中とかは思わずに(笑)

それでは、皆様よいお年を!