日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

子どもに、報酬を与えてはいけない。

2011-01-21 05:20:21 | Weblog
これもホンマでっかTVの情報ですが、一理あるような気がします。

脳科学的な、子どもの「やる気」についての話です。

人間のもともとのやる気というのは、結果として、利害関係に左右されない「内的な報酬(ドーパミンやβエンドルフィン)」を得ることにつながるのですが、子どもが成績を上げたときなどに、大人が与える小遣いなどは「外的な報酬」なわけで、それは常に「内的な報酬」を抑制してしまうものなのだそうです。

後者は、お金を与えられ続けているうちは動きますが、報酬を得られなくなると動かなくなるわけです。

それが大人になっても延々と続くわけで、給料を上げてくれないと働かない社員とか、天下りさせてくれないと仕事を回さない公務員とか、政治献金をくれないとおまえのいうことなんてきかない政治家とか、夫が失業しただけで捨ててしまう妻とか、そんな大人になってしまうわけです。

そこを逆手にとって、船井総研の一番偉い人などは、社員に給料を与えすぎるとあまりよく働かないなどと著書で述べていますし、金じゃないと思わせた方が、日本のパートタイムのおばちゃん方のようによく働せられる場合があるのですが。

ここらへんは、意地の悪い経営者の手法になってくるので、横においておきます。

ところで、亀井静香さんも、無駄な公共事業の切りすぎでゼネコンから政治献金を切られたり、郵政族からも無報酬で、公的責任や、献金もできない貧乏人のためによくぞあれだけ働いてくれると思うのですが、大塩平八郎やチェ・ゲバラの影響を受けただけのこともあって、ああいう人たちと同様な「内的な報酬」が動機となっているのでしょう。

政治家を選ぶなら「内的な報酬」で動いてくれる人間に投票した方がいいです。

というわけで、僕の友人である、さとうしゅういちさんが、春の地方統一選で、広島県議会議員選挙・安佐南区選挙区(被選挙数4)として出馬予定なので、よろしくお願いします(笑)