昨日の会議で、新主任に「こんなに仕事詰め込まれて正直疲れる」と言うと、「それは今まで楽してきたからよ!」と言い返されてしまいました(笑)
「私は、利用者へのサービスはいくらしてもし足りないと思っている」とかもいっていました。
まあ、やることやってると思っているから、言えると思っているんですけどね。
皆さんご存知の通りサービスには供給側の人と、需要側の人がいて、双方の合意点でサービスの度合いも価格も決まってくるわけですが、どちらも血の通った人間なので、お客を神様扱いする(てゆうか従業員を奴隷扱いする)日本のサービス業って、何か変です。
誰もいいませんが、そういうこと言う人いないのかなあ。
競争社会の奉仕者には、怠け者の愚痴にしか聞こえないでしょうが、人間一人一人は供給者であり顧客でもあるわけです。
で、人に聞いて分かりそうにない場合は、知恵のある昔の書籍を紐解いてみればいいわけで。
徒然草にいいことが書いてあります。
(原文)
貧しき物は、財をもッて礼とし、老いたる者は、力をもッて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強ひて励むは、己れが誤りなり。
貧しくして分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。
(現代語訳)
http://www.geocities.jp/ba_ra_naheya/turedure/131.html
貧乏人は、金を出したがり、老人は、力を使いたがる。それが礼儀だと勘違いしているのだ。自分の分際以上のことをするのではなく、出来ないことは出来るわけがないとさっさと辞めた方が賢明である。それで「続けろ」と相手が怒ろうが、それは相手の方が間違っているのだから気にするな。自分に合わないことを無理して続ける方がよほど間違っている。
金がないのに金を使いたがると盗みを働く。力が弱いのに力仕事をすれば病気になる。
(引用終わり)
デフレ状態では、どこもかしこも過重労働なのでしょうが、「分」を知るというのが、もっとも大切な知恵でしょう。
北欧では1.5倍の人員で介護職を回しているそうですが、世界の中で、日本人だけがサービスレベルを落とさずにこなせる超人なわけではないでしょう。
てゆうか、日本人の9割は凡人で、ただ長く働いてカバーしているだけ。
「お客様は神様」というのは、それを流行らせた三波春夫が戦後歌謡界どころか、日本サービス業のA級戦犯なわけで、世界標準は、お客はカスタマーでそれ以上でも以下でもありません。
宮崎駿が、アニメーターを安サラリーにしてしまった手塚治虫を批判しているのも真っ当な話で、いくらアニメーターが頑張っても、アニメ製作は、結局フィリピンとか韓国に仕事を奪われてしまいました。
それでも各企業の人事は、たまに必要になった求人には、「分」を超えた超人を望んでいるのでしょうが、そんな人間がちまたに溢れているわけでもないので、嘘つきを集めてしまうだけでしょう。
結果として、介護職も海外からの労働者を輸入し始めていますが、こんなのは移民だけが同じ形態で、同一価値労働同一賃金の欧州モデルではないでしょう。
ちまたは失業者で溢れているのに海外労働者なんてねえ。
こんなの、何世紀も前の、黒人奴隷輸入と似ていませんか?
「私は、利用者へのサービスはいくらしてもし足りないと思っている」とかもいっていました。
まあ、やることやってると思っているから、言えると思っているんですけどね。
皆さんご存知の通りサービスには供給側の人と、需要側の人がいて、双方の合意点でサービスの度合いも価格も決まってくるわけですが、どちらも血の通った人間なので、お客を神様扱いする(てゆうか従業員を奴隷扱いする)日本のサービス業って、何か変です。
誰もいいませんが、そういうこと言う人いないのかなあ。
競争社会の奉仕者には、怠け者の愚痴にしか聞こえないでしょうが、人間一人一人は供給者であり顧客でもあるわけです。
で、人に聞いて分かりそうにない場合は、知恵のある昔の書籍を紐解いてみればいいわけで。
徒然草にいいことが書いてあります。
(原文)
貧しき物は、財をもッて礼とし、老いたる者は、力をもッて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強ひて励むは、己れが誤りなり。
貧しくして分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。
(現代語訳)
http://www.geocities.jp/ba_ra_naheya/turedure/131.html
貧乏人は、金を出したがり、老人は、力を使いたがる。それが礼儀だと勘違いしているのだ。自分の分際以上のことをするのではなく、出来ないことは出来るわけがないとさっさと辞めた方が賢明である。それで「続けろ」と相手が怒ろうが、それは相手の方が間違っているのだから気にするな。自分に合わないことを無理して続ける方がよほど間違っている。
金がないのに金を使いたがると盗みを働く。力が弱いのに力仕事をすれば病気になる。
(引用終わり)
デフレ状態では、どこもかしこも過重労働なのでしょうが、「分」を知るというのが、もっとも大切な知恵でしょう。
北欧では1.5倍の人員で介護職を回しているそうですが、世界の中で、日本人だけがサービスレベルを落とさずにこなせる超人なわけではないでしょう。
てゆうか、日本人の9割は凡人で、ただ長く働いてカバーしているだけ。
「お客様は神様」というのは、それを流行らせた三波春夫が戦後歌謡界どころか、日本サービス業のA級戦犯なわけで、世界標準は、お客はカスタマーでそれ以上でも以下でもありません。
宮崎駿が、アニメーターを安サラリーにしてしまった手塚治虫を批判しているのも真っ当な話で、いくらアニメーターが頑張っても、アニメ製作は、結局フィリピンとか韓国に仕事を奪われてしまいました。
それでも各企業の人事は、たまに必要になった求人には、「分」を超えた超人を望んでいるのでしょうが、そんな人間がちまたに溢れているわけでもないので、嘘つきを集めてしまうだけでしょう。
結果として、介護職も海外からの労働者を輸入し始めていますが、こんなのは移民だけが同じ形態で、同一価値労働同一賃金の欧州モデルではないでしょう。
ちまたは失業者で溢れているのに海外労働者なんてねえ。
こんなの、何世紀も前の、黒人奴隷輸入と似ていませんか?