日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

日本は、こういう国なんだよ!

2010-05-14 08:25:06 | Weblog
40代自殺の増加幅最大=20~30代は過去最悪-12年連続3万人超・警察庁
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%bc%ab%bb%a6&k=201005/2010051300223

自殺率1位が病苦であっても、高い治療費が払えないという経済苦の側面もありますし、バブル時代の自殺者は2万人程度でしたから、経済苦がやはり一番の要因でしょう。

秋田県の自殺率が高いのは、小中学校の学力が全国トップレベルの割にはおかしな話です。やはり大企業などが少なく貧しい土地柄だからでしょう。

失業や、生活苦の増加率が高いという話をもう少し発展させると、昨年失業した僕に言わせれば、失業したときにお金がかかりすぎるというのもあると思います。

ただでさえ失業者の身の上であるのに、国民健康保険料は年収320万円程度の単身世帯で年間26万円くらいかかりますし、住民税が前年所得の10%(控除前)ということは同じく320万円の年収の人で32万円、介護保険料が7~8万円、国民年金が免除申請が通らなければ18万円くらいになり、100万円程度の余裕資金がないと、一瞬で生活困窮者になってしまいます。

かといって、それだけの貯蓄をこの時代に貯めて行くというのも大変でしょう。

運良く転職できたとしても、その貯金が貯まるまで会社が持つかどうかというのもあります。

自殺の確率が10倍になる鬱病患者が増えるのも、20年前とは比較にならないくらいの低待遇と労働強化では、いくらメンタルヘルスなどを強化しても歯止めがかからないでしょう。

このような原因の一番の理由は、80%以上の理由でデフレーションだと思うのですが、デフレ対策なんて、インフレターゲットを決めて、お金を刷って貧乏人に配ればいいだけなんですけどね。

テレビで報道されているように、役人の無駄遣いの削減をしても、消費税を増税しても、公共事業を縮小しても、マネー供給を減らすだけですから、更なるデフレインパクトしか引き起こしません。

しかし、99%の国民が経済に関する誤った考えを共有しているのですから、自分で自分の首を絞めるまでこの不幸な現象は続くものと思われます。