日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

中国が世界一になる日

2010-05-03 09:53:38 | Weblog
上海万博の活況を、指をくわえて見ている日本人の皆さんこんにちは。

朝方のテレビでは、来年以降中国のバブル崩壊は大丈夫かというコメントがされていましたが、10年前から続いている余計な心配、誠にご苦労様です。

そんな心配の前に、なぜに日本のバブルが崩壊したのかという説明ができなくてはならないのですが、プラザ合意の時の日本の失敗をけん制するために、変動為替になかなか応じてくれない、中国人の方がそれを学んでいます。

それどころか中国元を東アジアでグローバル通貨にすることで、欧米各国の為替市場に付き合わなくてもいいようにリスクヘッジしていたりします。

未だに、供給サイドの努力であるとか、世界一の技術的付加価値で対抗するしかないと言っている人間は、世界で2流、3流の技術で、どうして中国がこれだけ経済成長しているのかを、もう少し考えてみる必要があると思われます。

その中国では、上海などの不動産価格が高くなったので、不動産物件の6分の1は、東京都内一等地のマンションに不動産投資しているのだとか。

中国の日本買いは進んでおり、中堅企業が中国に買収されたり、大手メーカーの日本人技術者が年俸5千万円で雇用契約を結ばれた話などを聞くと、そのうち日本から買うものは何もなくなるのではという未来まで見通されています。

政府紙幣の発行で、中国経済が動いているという事実をどうして真似しようと思わないのかは、日本人がいまだに中国から何かを学ぼうと思わないということと、内心中国人を下にみているからに違いありません。

中国人も、財政出動で経済成長していると言っているんですけどね。