日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

定額給付金より、雇用創出

2009-03-08 22:03:13 | Weblog
総額2兆円、国民一人当たり1万2千円の定額給付金支給が全国でスタートしました。

職場の人に聞くと、ある人は家族でレストランに食事に行き、ある人は家族の全額を併せて液晶テレビを買うそうです。

このように、買えなかったものを買ってしまえば多少でも消費刺激につながるのですが、借金の支払いや、貯金に回してしまえば、経済効果など得られるものではありません。

さて、2兆円といえば全部使ったとしてもGDPの0.4%にしかならず、今年のGDPが年額で12%も落ち込もうとしている状態では、焼け石に水です。

僕はヘリコプターマネーに反対ではないのですが、この金額の少なさに反対なわけです。

これで一番困るのは、以前公共事業で景気回復できないと判断されたのと同様に、ヘリコプターマネーには効果がないと判断される危険性なのですが、今さら言っても遅いので、補正予算で一人当たり最低50万円出せと言いたいです(笑)

定額給付金などどうでもよい話で、今一番大事なのは、何としても雇用の確保でしょう。

職場でいち早く切られた派遣の人は、たった30日の期間雇用に面接に行くと、2人の求人に対して100人も面接に来ていたそうです。彼は家族を抱えて、今後どうやって生きていくのか。30代でさえ仕事がないのに、50代の彼に仕事などあるはずがありません。誰しも失業の一歩先にあるのは、地獄の現実です。

このような時代には、国が巨額な財政出動を行って、雇用創出をしなければならないのですが、麻生総理がやるのはせいぜい企業の融資保証と、雀の涙ほどの定額給付金程度です。彼はなぜ公共事業や、福祉事業をやらないのでしょう。

どう考えても一番良い消費刺激は、万人に長年続けられる安定した職場があることなのですが、これには大きな政府が必要でしょう。

先日、清和会が、政府紙幣について日本経済復活の会を招いて勉強会を行ったそうです。多くの議員が賛成だったということで、少しは期待できなくもないのですが、経済苦から自殺や凶悪犯罪が連日起きている昨今では、何もかもが遅過ぎます。

嘱託で1年延長とはいえ、僕自身近いうちに失業の身の上なので、困ったものですが、一刻も早く、こんな時代が過ぎ去って欲しいものだと思います。

漆間 巌(うるまいわお)という人物

2009-03-08 15:01:43 | Weblog
■<違法献金>「自民党に波及せず」発言は漆間官房副長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090308-00000010-mai-pol

漆間 巌(うるま いわお、1945年 - )は、日本の元警察官僚、元警察庁長官。大分県出身。

1968年(昭和43年) 国家公務員採用上級甲種試験(法律)合格
1969年(昭和44年)6月 東京大学法学部卒業
1969年(昭和44年)7月 警察庁入庁
1980年(昭和55年)3月 在ソ連邦日本国大使館一等書記官
警察庁刑事局保安部外勤課警衛官
1987年(昭和62年)2月6日 陸上幕僚監部調査部調査第二課調査別室長
1989年(平成元年)8月18日 奈良県警察本部長
1991年(平成3年)1月18日 警察庁警備局外事第一課長
1992年(平成4年)1月20日 警察庁長官官房企画課長
1994年(平成6年)7月27日 警察庁長官官房審議官(交通局担当)
1996年(平成8年)8月20日 愛知県警察本部長
1999年(平成11年)1月18日 警視庁副総監
2000年(平成12年)1月11日 大阪府警察本部長
2001年(平成13年)5月18日 警察庁警備局長
2002年(平成14年)8月2日 警察庁次長
2004年(平成16年)8月13日 警察庁長官
2007年(平成19年)8月16日 退官
2007年(平成19年)8月 警察庁顧問
2008年(平成20年)3月 財団法人交通事故総合分析センター理事長
2008年(平成20年)9月24日 内閣官房副長官


こんなスーパーエリート官僚が、内閣副官房長官ですから、国策逮捕が無いと考える方が不自然ですわ。

確か亀井さんの秘書の話では、警察も三つの派閥に別れているということを聞いたことがありますが、今の自民党を守ろうとしている一派であるならば大した連中ではないです。