ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

勇気を出して はじめてのデジコミ 第七章「そして、今」

2009-04-18 12:07:42 | デジコミ
恐ろしいことです。
大学の漫研でペンを握って以来ン十年、
「マンガはペンと墨汁とケント紙で描くべし!」
と頑なに思っていたオヤジが、宗旨替えです。

デジコミは使える!

ComicStudio Exのバージョン4.1以降になって
実用に耐える、というか
「慣れれば」イイ道具じゃん!と再認識。

デジコミで仕上げるのなら、
手描き、スキャニング、補正と3ステップを踏むより
直接書き込んでしまった方がいいのが道理。

最後の難関、入力装置の「ペンタブ」も
要は「慣れること」
に尽きますね。

最初はとっつき難く、「なんだ!こんなもの!!」と
思っていましたが、
慣れるとこんなに使いやすいものはない!

慣れてしまうと、マウスよりずっと使いやすい。
絵描きじゃないときも、ペンタブで操作しています。

現在執筆中の「永遠への旅立ち」は、
最初は紙と墨汁でスキャニング、という段取りでしたが
絵が気に入らない場合のリテイクは、デジタル・オンリーでやっています。

現時点でのComicStudioでの描き方はこんな感じです。
まあ、ご参考に。

ざっと、下書きをします。
太めの鉛筆ブラシで、拡大率を小さくして描きます。
デジコミは、細かな処理は得意ですが
大まかなバランスが取りづらい感じがしますんで。

荒い下書きで、とりあえす描ける線を
置いていきます。
ペン・ブラシは、小生はほとんど補正をかけません。
ComicStudioでは、ペンの線も消せるので、どんどん置きます。

複雑な部分は、荒い下書きだとつらいので
一回下書きを消して、鉛筆ブラシをシャーペンモードにして
細かく書き込みます。

どんどん消して、どんどん描くのはアナログの時と同じです。

難しいところを、ペン書きします。
ペンが一通り入り終わったら、下書きを非表示モードにして
仕上げます。


絵的な話しですが、ComicStudioでは何故か
うっかりしてると、松本零士先生風のタッチになる。

これは面白い現象です。

真似して描いたことは、畏れ多すぎて
ほとんどないのに
どういうことなんでしょうかね?

ComicStudioではきっちりとした線が描けます。
太さが一定して、キレはシャープですが
メリハリを利かせるのが、以外と難しい。

そこらへんが影響しているのかもしれません。


兎に角、インクの線が「消せる」というのと
スキャニング、濃度補正の手間を省ける、というのが最大の利点。

逆に欠点は、全体感を見る、とか
紙になったときの感じを見る、
というのができないことでしょうか?

あと、引っくり返して見る、
ことが簡単にはできないのも辛いですね(笑)