さて、今回は執筆日記をあまりアップできませんでした。
ゴメンナサイ、ということで今回の執筆にあたってのモロモロ
裏方、背景などなどをお蔵出ししてみます。
前回の執筆バルディオスオマージュ「マリン暗殺計画」の完結の際
誌上、または一部リアルでお会いした方には
「バルディオスは、あと2本描きたい。
次は○○○○○!」と
宣言しておったのですが、そうはならずに
新作は「グレンダイザー」ということになってしまいました。
その点についてまずご説明を。
昨年の荒木伸吾さんの出来事があったので
なんか描きたい!というモチーフは昨年の後半からあって
昨年の冬は「マリン暗殺計画」を完結させよう、という思いが強く
そちらを優先させたものの、今年の前半は
「やはり荒木モノを!」という思いで悶々としておったのです。
実は今年の1月から3月頃まではバルディオス新作と荒木追悼本の
2本立てで進行していたのですが、
「どうもバルディオスは、気持ちが続かない。
これではおそらく作品が出来ない」と判断したのです。
仕事やりながら同人でそれなりにリキを入れた作品を描くのは
それはそれは手間がかかるのと、長丁場の作業になります。
この緊張感とモチベーションを維持するのは、ひとえに「気持ち」です。
この作品、このキャラクターを描きたいという
煩悩の塊のようなものとでも言えましょうか。
今年の前半は、グレンダイザーに気持ちが入ってしまいました!
というのが一番の要因でした。
さてさて、バルディオスとグレンダイザーの2本立てをグレンの一本に
作業を統合しましたが、ここで予想外の伏兵が登場します。
それは「ヤマト」です(笑)。
「ヤマト2199」の劇場に「ヤマトは税金みたいなもんだから」ということで
近場の劇場(例によって、仕事帰りのレイト)で見たら、これがまあ、大嵌り!
「2199」のコミカライズは実力派のむらかわみちお先生が既に
商業でやられていましたが、NEKO個人のリビドーに触れた「2199」を
コミカライズしてみたい・・・というか、ヤマトというジャンル横断で今、
諸々思うところを紙の上に置いてみたい!との思いが・・・・。
それなりに進行していたグレンの原稿に並行してヤマトの原稿も走らせるという
またまた両建ての状態に。
4月、5月はまだ嬉々として両方の原稿を描いていたのですが
6月に入るとさすがに締切りの日程が視野に入ってきます。
そこで、手持ちの原稿の進捗状態を冷静に判断すると、
「このまま進めていたら、両方間に合わない!
共倒れになる!」
と判断するに至った次第です。
(この項、つづく・・・オイオイ)