ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

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【チョイ好き映画劇場】「エアポート77/バミューダからの脱出」

2011-10-01 19:30:09 | 映画
人気パニックシリーズ「エアポート」シリーズの第二作。
(本当は「大空港」が1作目なので第三作)

今回はどんな事故が発生かと思いきや、大型旅客機がバミューダ海域に
墜落、沈没するという設定。

(ちなみに前作「エアポート75」ではセスナ機がジャンボに衝突して
 パイロットが全員死亡し、スチュワーデスが泣きながら
 操縦することになるという、こちらもとても面白い話)


「ポセイドン・アドベンチャー」の豪華客船パニック物と
飛行機パニックを併せれば、二度美味しいだろうという単純な発想。


ただ、その単純な発想をシンプルに映画化しているので
成功した作品。
お話もすこぶる面白い。


沈没したジャンボ機内でのパニック、浸水。

なんとか海上に出て救難を求めようと試すおじさん。
気密ハッチを開けたらとんでもない状況に!
当然、おじさんも溺死。

レスキュー部隊の出動。
大型バルーンを機体の随所につけての救出作業

加重バランスを少しでも間違えればあっという間に機体は分解。

機体がミシミシいいながらも海面浮上!





海面上の不安定な機体からの、懸命の脱出。

機体の重みに耐えかねて、ブチブチ千切れ始める
バルーンのロープ。

バランスを崩し、再び沈没を始める機体。

脱出口からは海水が奔流となって流れ込む。

主人公とヒロインは、脱出なるのか?





まあ、余計な枝葉をつけずに
「沈没した飛行機から、いかに生存者を救出するか?」
にお話を集中しているのと、

あまりカッコ良くない機長のおっさん主人公(喜劇畑のジャック・レモン)が
斜めに傾いて、海水がどんどこ流れ込む機内から
彼女を助け出し、沈没寸前、操縦席から海面に飛び出すラストまで
典型的アメリカ製ハッピーエンド大作という味わいがいい。

昔は、こんな風な肩の凝らない
ハラハラ、ドキドキ映画が普通にあったんだなぁ、と
感慨を深くします。


ちなみに、監督を担当したのがTV出身のジェリー・ジェイムソンなのだが

「お前、海に沈んだモノを引き上げるシャシン、面白く撮るな!」

と認められて、この後「レイズ・ザ・タイタニック」を撮ることになるのが面白い。