ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

コミケット73に行ってきました2

2008-01-02 23:12:49 | マンガ・アニメ
このレポートが、わたくしことNEKOが、
3年半ぶりに参加した、コミックマーケット73・1日目の
極私的レポートであります。


同行の真面目なオカマことMILLさんは数ブロック先に配置されているのだが、
一緒に朝食ということに。

持ち運びとゴミの始末を考慮し、だいたいコミケ時の朝食・昼食は
おにぎりかサンドウィッチが我々の定番である。
MILLさんとバカ話をしながら、3年半ぶりの朝食をいただく。

うまい。ちょっと感激して、のどにつまりがちになる。

MILLさんも自分のサークルをお持ちなので
基本的に別行動となる。

個人サークルのつらさは、機動力は自分のみということ。
つまり、コミケ参加のサークルの基本である店番は
必然的に小生のみの孤独な状態ということに。
開場時間は10時から4時までの6時間。
飲食の類は、食糧を持ち込んでいるので何とかなるが
問題はトイレだ。

店を放ったらかしにはできないので
自ずから、その間は我慢することとなる。
そうはいっても、経験上1,2回は行くことになるので
その際は現金の類は持って、職場放棄することとなる。

そういった関係で、10時の開場ギリギリまで、
店は開かず、ポスター、値札の類の賑やかしのみ設営する。

午前9時。
これから開場までの約1時間以上が、非常にヒマな時間となる。
規則上まだ販売は開始してはいけないので、やることがない。
刷りあがったばかりの同人誌を見て時間を潰す。

ブロック担当さんが巡回に来る。
今回の販売物の見本紙を提出し、そのチェックを受けるためである。
チェックのポイントは猥褻と、露骨な著作権法違反。
小生のは、問題なし。
アフロディアが後ろ向きのセミヌードシーンがあって
どぎまぎするが、無論お咎めなし。

見本紙を提出してボーっとしていると、同じくバルディオス系サークルで
敬愛する同人作家の「共闘三世社」の岬龍飛さんがスペースにこられる。
ネット上で何回かやりとりをさせて頂いていたが、直接お会いするのは
初めてだ。

ごあいさつをして、雑談をする。なんだか初めてお会いする気がしない。
同じ作品が好きで、同じタイミングで作品を仕上げ、
同じタイミングで同人誌を作る、というシンクロ感というか戦友感というのが
じわじわと湧いてきて、臭い言い方かもしれませんが、胸が熱くなりました。

新刊の「亜空間要塞最後の日」を頂戴したので、当方の
「アフロディアに花束を・前編」を謹呈する。

岬さんの作風は、男振りというか、「丈夫振り」という言葉がにあう作風だ。
岬さんもすでに小生よりはやく「アフロディアに花束を 前・後編」を脱稿
されている。とにかく、絵やお話が力強い。

岬さんの作風をなぞっても芸がないので、小生は意図してか無意識のうちか、
ある方向性で今回の作品を仕上げていたようです・・・。

作品を描いている時から、私もこんな傾向のマンガを描けるのかと、
こんな風な芸風のお話を描けるのかと、
ずうっと半信半疑でいた訳ですが、来ていただいたお客様の反応から、
それは確信へと変わったのです。

それは、ずっと少年マンガ指向・アクションマンガ指向だった小生にとって
将に画期的な「気づき」の機会となったのでした。

岬さんと別れて、物思いに浸っていると女性の声で放送が流れた。
「只今より、コミックマーケット73、第1日目を開幕いたします。」
パチパチパチ・・・・。
サークル参加者全員の拍手。
この一体感だけで、おなかが一杯になりそうになるが、
気を引き締める。

午前10時00分。
午後4時まで6時間のコミケット73・1日目の幕が切って落とされた。