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ドラえもんの中に原子炉・・アトムも。小学館は修正テープ。/園子温監督3・11後「ヒミズ」「希望の国」

2012-11-27 | 動画 ・ 文化芸能
あまり知られていないが、ドラえもんは原子力エネルギーを使って動いていることになっていた。

しかし、小学館が最近出版した関連図書では、「原子炉」を説明もないまま削除。「何を食べてもエネルギーになる」と修正した。

脱原子力の流れがドラえもんにまで及んでいる格好だが、作品世界を一方的に修正することには否定的な声も出ている。


 小学館の学年雑誌「小学四年生」の1975年4月号に掲載された「ドラえもん大事典」によると、猫型ロボットのドラえもんは左胸の内部に「原子炉」を持ち、「何を食べても原子力エネルギーになる」と説明。ドラえもんは好物のドラ焼きなどを口にするが、この原子炉によって、原子力エネルギーに変化させて、動く仕組みと解説されている。

 ドラえもんは69年にスタート。この設定がいつ定まったのかわからないが、少なくとも37年前からは、原子力エネルギーで動いていることになっている。

 しかし、小学館が八月に出版した「ドラえもん 未来の国からはるばると編」の中に掲載されている新しい「ドラえもん大事典」によると、左胸内部の装置については単に「何を食べてもエネルギーになる」としか説明していない。
「原子炉」や「原子力」といった表現はすべて削除されている。

 こうした対応について小学館はこちら特報部の取材に対し「多くの子どもたちに、ドラえもんを楽しく読んでもらうため、作品世界を壊さずに言葉を選んできた。東日本大震災の被災状況を踏まえ再編集した」と強調。震災、原発事故などを踏まえた判断と説明している。原子炉などの表現で子どもを怖がらせたくないとの考えもあると見られる。

 ただ、疑問視する声もある。

 漫画評論家で神戸松蔭女子学院大学教授の村上知彦氏は「ドラえもんの作者、藤子F不二雄氏が死去した今になって、作者独自の作品世界に手を加えるのはいかがなものか」と指摘。いくら時代が変化しても、作者が意図した設定を修正するのはおかしいのではないかとの考えだ。

 
 鉄腕アトム見直しなし

 故手塚治虫氏の「鉄腕アトム」も「原資融合システムによる十万馬力のロボット」だが、手塚氏の作品を管理する手塚プロダクションでは、こうした考え方に立って、原発事故の後もアトムの動力に関する設定を見直していない。

 同プロダクションの担当者は、例えば、差別的と指摘された表現は、手塚自身が自分の考えで修正することがあった。手塚の死後は、差別を助長する意図はない旨の注釈をつけて、そのままにしている」と説明。

 「著作物を著者の意向とは関係なく、修正しないという、著作者人格権は、著者の死後も尊重されるべきだ」と強調した。

 また、村上氏はドラえもんの修正によってこれまでのドラえもんのイメージが狂ってくるとも指摘する。
 「原発事故などの被災者への配慮は理解できる。しかし、原子炉を使用していた以前のドラえもんが間違った存在だった、というイメージを読者に与える。過剰反応というか、まずい対応だった」と述べた。
 
 (東京新聞2012年11月21日(水))

 
 ・・・そういえば。。。思い出した。なんで忘れてたんやろ。。たしかに、なんとなくコワかった。

 ・・・どっちの言い分も理解できるし何ともいえんにゃ。。。ドラちゃんは、比較的小さいときから読む漫画だし。
   でも、修正テープで消しただけ!(笑)。下に小さくお断りを書いておけばいいのににゃ。消しましたがドラえもんだけは安全です!みたいにゃ。


 吾輩は、22世紀未来の科学はスゴスギルから、原子力も今と違ってカンタンに管理できて小型化されてるし、そもそもエネルギーのつくり方組み合わせ方とかからして違うんじゃにゃいかってことに勝手にしておいたが。。。

 F氏がどうお考えだったのか知りたいけど。。。たぶん話題にして啓発とかではなく、つじつま利便的にそうしただけで、あまり深く考えてなかったんだろな。。。ちょと残念。


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しんぶん赤旗 2012年11月6日(火)

きょうの潮流


 ドラマは何のためにあるのか。その役割の一つは、ドキュメンタリーや報道ではこぼれおちてしまう心の機微を、役者の肉体を使って鮮やかに描き出すことにあるのでしょう。公開中の映画「希望の国」にその思いを強くしました
▼園子温(そのしおん)監督の新作です。
前作「ヒミズ」で、舞台を3・11後の日本に変更した園監督。続く作品でテーマにしたのは、収束のめどがたたない原発事故でした。舞台は東日本大震災から数年後の日本、長島県。マグニチュード8・3の地震とそれに続く原発事故で人生を狂わされる、ある家族の物語です

▼悲劇の始まりは、酪農を営む小野家の庭先に杭(くい)が打たれたこと。道路一つ隔て、隣家が避難区域になったのです。息子夫婦を自主避難させる老夫婦。しかし、小野家にも退去命令が出され…。園監督は被災地の苦悩をあますところなく描くことで、原発との共存に希望はあるのかと問いかけました

▼映画を見ながら、福島県立あさか開成高校の演劇を思い出しました。原発事故後の自分たちを描いた舞台「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」。自分たちの気持ち、体験が随所に盛り込まれた作品です

▼主人公にこんなせりふがあります。〈忘れたい人もいる、いや忘れてほしいって思っている人がたくさんいる。今、俺たちがここで感じていることを今、みんなが忘れないようにしなければ何にも変わらない。何度でも起きる〉▼映画「希望の国」の希望はどこにあるのか。答えを導き出すのは私たちです。


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