今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

2周年 ~続・ダイフク応援団partⅡ~

2018年01月21日 | ダイフク
順番を変えて、気になるダイフクの続報です。
実はダイフク、あの正月以来2週間以上経った日の夕方、ふらりと顔を出しました。まあいろいろ心配しましたがとりあえずは一安心。でもそのときのダイフクは妙に警戒心が強く、いつもとは雰囲気が違った。

               
            久々のダイフクは警戒心が強くなっていた

一見さほどやつれてはいないようでした。でも動作が遅い。ご飯を出しても、食べにくるまで随分時間がかかった。それまでは気付かなかったけど、食べているときによく観察すると右後足を浮かしている。どうやら何かあったのは右足で、まだ完治してないらしい。

               
             食べだめ? ダイフクは3杯分食べました

               
             そのときよく見ると右後足が浮いていた

前回書き忘れましたが、ダイフクは先月でお付き合い歴2周年になりました。現在お付き合いしているニャンコたちの中でも古参の方です。これまで紆余曲折はあったけど、何とかもっとお近づきになって少なくとも住民票の発行と手術まではと思っています。こんなことでまた遠回りになったら残念至極。

ダイフクは食べ終わるとそそくさと帰路についた。足を怪我する前は食べ終わっても居座ってたのに、やはり警戒しているのだろう。足の具合を確認するために追ってみました。前回はSCの奥の方に消えたが、そのときはS裏駐車場を回ってSCの出入り口に向かった。その歩き方をよく見ると、やはり右後足をかばっています。

駐車場から通路に出たとき、遠くに車が来てダイフクが駆け足になった。と、その後足がウサギのように揃ってぴょんぴょんと蹴っている。前足は猫で後足はウサギ? 何とも妙な早足でした。ダイフクは出入り口のスロープを下りて歩道へ。おいおい、こんな状態でバス通りを渡るのか? 折りしもバス通りは帰宅ラッシュの渋滞中。片車線が渋滞していると見渡しができず、猫の事故が起こりやすいのです。

               
               食べ終わると、さっさと帰路につく

               
            従業員駐車場ではのんびり歩いていたが・・

               
         出入り口スロープの手前で歩行者をやり過ごすダイフク

それでいつぞやのように、さらにダイフクを追い続けたのです。道を渡ろうとしたらどうしようかとハラハラしながら。しかしダイフクは道を渡らず、歩行者に見守られながらSCに沿って歩道を進み、遊歩道を横切ってチビの事故現場あたりからコンビニに入った。途中で遭遇した散歩のワンちゃんは、木陰に隠れてやり過ごした。

               
              コンビニの裏に回って落ち着いた?

コンビニからフェンスの下を抜けて住宅街に出ると、あっちの家こっちの家に少しづつ寄りながら悠然と奥に進み、そのうち見えなくなりました。この住宅街には、積極的ではないが自分のようにノラ用の寝床を置いている人が何人かいるようで、ダイフクもそんなお宅を頼っているのかもしれない。

ダイフクはその後、1週間になりますがまだ姿を見せていません。あの奇妙な走り方が後遺症なのか、それとも回復途上のことなのかは不明。出会った頃のヒールキャラ的強者(つわもの)イメージが、人懐っこくなってやさしくなって、今はひ弱にさえ見えるダイフク。モドキやカブキとの間を取り計らいながら、市民権を得るまでしっかりサポートしていくつもりです。

               
               住宅街の奥へと消えたダイフク

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ちび太の"女子的生活"

2018年01月19日 | ちび太
ちび太はもちろん元気です。
と言いつつ、最近くしゃみが多いので先生に診てもらったところ、FVR(猫ウィルス性鼻気管炎)と診断されてしまいました。幸い症状は軽く、今のうちに根治すべく治療中です。それ以外は快眠快食快便、毎日目一杯遊んでいます。

               
               店内は"遊び道具"に事欠かない

お店でも人気者のちび太、何故か初対面のお客さんからは「女の子?」とよく訊かれます。確かにちび太は女の子っぽい。とても活発なんだけど、何となく弱々しくてはかなげ、しかも物悲しい雰囲気があるのです。もっともこれは一般的な人間に対する感覚(昔の?)で、雌猫が雄猫より弱々しいかと言えばむしろ逆に違いない。

               
            よく食べるけど太らない=豊富な運動量

そう見えてしまう一番の理由はおそらくその鳴き声。とにかくいつも鳴いているちび太。その鳴き方は、キューキューというはかなげな声での甘え鳴き。おねだりのときも遊んでいるときも怒ったときでさえ、人間の女性が肩を揺すっていやいやしているように「ううん」と声を出しているのです。実際大の甘えん坊で、依存症かと思うくらい誰かが傍にいてほしいらしい。

               
           何と言ってもやっぱりテンちゃんの傍が一番

               
                テンちゃんがいれば安心だー

               
                大好きなS君が外出中は・・

でも最近はテンちゃんもちょっとつれないし、遊んでくれたダイフクは来ないし、モドキはまだ危険だということで会わせてくれない。それでちび太は、ますます人間くっつきになりました。抱っこされたときの喜びようときたら、どんなお客さんもメロメロです。

               
             モドキにだってくっつきたくて仕方がない

そのちび太、里親さん候補は現れてもなかなかご縁になりません。何かとテンちゃんに飛びつくので、テンちゃんの安眠のために今でも夜はケージの中です。もう少し大きくなって落ち着いてくればケージは卒業だけど、店ではテンちゃんみたいにリードの生活が待っている。やっぱり保護者さんにくっついて暮すのが、ちび太のためだと思うのです。

               
              ちび太得意の高速前足回しの最中です

そう言えば、診察のついでにウィルスチェックをしてもらったところ陰性でした。まあ、感染してから2ヶ月近くはチェッカーで検出されないそうだからまだ予断は許さないけど、結構うつらないもんなんだ。先生も「人間のとは違うからね」と言っていた。でも、あれだけ絡まれても本気で傷つけなかったテンちゃんもさすがだと思います。

ちび太はやさしい人間やニャンコに囲まれて、すくすくと育っています。

               
                ときおり見せるもの憂げな表情
                将来でも案じているのだろうか

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この一家に光を

2018年01月17日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
イエミケ一家のカテゴリーを作りました。
これまでは主にソトチビの記事に登場していたイエミケ一家、これでいよいよ本格的に、一家のストーリーを紹介することになりました。

さて、一昨日あたりから突如として騒がれ始めたコリネバクテリウム・ウルセランス感染症、報道の中で俄かに吹き始めた逆風にノラたちの行く末が案じられます。全国15年間で感染者25人が意味する感染率の低さは言及されない。それもやむを得ないかなとは思うけど、これを騒ぐのであれば他にもっと騒ぐべきことが山ほどあるのに。

その問題はさておいて、イエミケ一家はと言うと今も息災に暮らしております。
ノラの生活である以上いろんなことが起こるけど、しっかり乗り越えてチビたちの成長も順調だ。この地域としては異例の寒さの中、食べ物と寝床のあることが一家にとってどれほど救いになることか。この一家は自分(オジン)という、仮ではあるが保護者を得た。でも世話をしながら、頼れる人のいないノラたちに想いを馳せるばかりです。

               
                チビたちの食事を見守るイエミケ           

一家の悩みはソトチビが頻繁に寝床を代えること。ソトチビが一家の寝床にいると、一家はもうひとつの寝床に入らずソトチビが出るのを待っている。極寒の夜、寝床に入れなくて周りでオロオロするチビたちを見ると不憫です。何故そうなったのかと言うと、最近はソトチビが寝に来る時間が早くなって、一家より先に寝床に入ることが多くなったのです。ただこれまでのところは、朝見るとそれぞれ自分の寝床に納まってるから不思議だ。

               
               一家の寝床の中にはソトチビが・・

ソトチビと一家は相変わらず家族のように暮らしています。と言っても彼らが合流するのは寝るときだけ。朝になるとソトチビは本家(?)に戻って昼間はいない。一家の方も、最近は単独行動が多くなったような気がする。イエミケが子供を呼ぶ声も聞かなくなった。最近はご飯も子供たちと競って食べてます。親子が離れる時期が近いのでしょうか。

               
                 ソトチビに戯れる黄チビ

この一家に対する接し方は、
まずは住民票の発行。それからイエミケを避妊手術してこれ以上の子育ての苦労から解放してあげる。チビたちを保護して里親を見つける。イエミケは当面みうのように家裏で過ごしてもらって、長い目で里親探しを続けます。(もちろん直ぐに見つかればそれに越したことはないけど。)

               
              チビたちはいずれ独り立ちを迎えます

ではあるのですが、実は不安なことばかりです。
T(罠)のできない自分はお近づきにならないと保護できないが、白黒チビはまだ近寄ることすらできません。それに手術後のR。一旦保護したイエミケを再び外に放つなんて、果たして自分にできるだろうか。その場合子供たちとよりを戻せるのか、どこかに行ってしまわないのか。実際同じような状況で子供たちに再会した母猫が威嚇されて、結局消息を絶ってしまったという話も聞いた。

タイミングの問題も重要だ。イエミケの手術と子供たちの保護とどちらが先か、それとも同時か。早すぎればチビたちに悪影響するし、遅ければチビたちが出て行ってしまうかもしれない。イエミケの手術は新しい恋に目覚める前に行う必要がある。それに暖かくなって寝床が不要になれば、一家が本拠地を変える可能性もある。

時間に余裕がないのに、初めてのことばかりで決断できない何とも頼りない保護者です。心強かったのはNHK「ダーウィンが来た」の猫特集でした。主人公コムギが旅に出た(エクスカーション)のは2才に近くなってからで、それまでは家族で暮らしていた。正直なところ、もう少しこのまま一家の平穏を見守りたいという、ニャンコの生態を良く知る人が聞けばアホみたいなことを考えています。そう、もう少し、せめてあの白黒チビとお近づきになって、この手でしっかりと保護できるようになるまで。

               
            警戒心の強い白黒チビにはまだ触れません

実は昨夜、久々に寒さが少し緩んだ深夜でした。ソトチビに寝床をとられた一家がいつまでも右往左往していたので、ソトチビに光を当てて寝床を少しゆすって、出るように促した。その時はじっとしていたソトチビ。でも1時間後に見たら一家が入っていて、ソトチビは自分の寝床にもいなかった。そして雨降る今朝もいなかった。

先月から皆勤賞だったソトチビ、また過干渉の悪い癖が出てしまいました。
気になるその後は、ソトチビの記事にて。

               
          一家の寝床の中のソトチビはその後どうなった?

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今年もよろしこ2018

2018年01月14日 | ニャー
ニャーです。
遅いご挨拶になりました。
正月返上のはずのオジンが疲れて休みたいと言い出して、
ニャーの出番が遅れました。
でも、ニャーはいたって元気です。

              
               かしこまってお正月、なんだニャ

それにしても寒いですね。
いつもならひと冬に15回あるかないかの氷点下なのに、
この冬は12月に-3℃が10回、今月は-4℃から-6℃の最低気温が続いてます。
-6℃なんて、まったくいい加減にしてほしいんだニャ。
お店のノラたちも最近は来なくなったとか。
「寒くて動けないのかな」とオバンが言ってました。

              
              ベランダの日向ぼっこも寒いです

ニャーの生活は、年末に変なチビ(イエチビ)が来て落ち着きません。
それに、みうはどんどん図々しくなるし、
この間は一発かましてやって、オジンに怒られる前にサッと逃げた。
でも、オジンは怒らなかった。
最近はみうとのことをあまり気にしなくなったようです。

オジンは一生懸命調べて、
ニャーのみうに対する行動は"序列行動"だと言ってます。
でも雄雌間でもあるのかとか、ちびニャンにはないのかとか、まだいろいろ調べてます。
どうでもいいのに、ご苦労なこった。

              
             今年はみうとの距離が近くなりました

              
             ニャーの定位置・・・ん? 上から視線が

              
              爆睡してるときも何だか視線が・・

そうそう、オジンの左手はだいぶ良くなったようです。
オジンによるとまだ手の甲に火山が3つ。
2つは既に死火山で、1つは休火山だそうです。
でもそのひとつも噴火しないで死火山になりそうだと。
「お前がやったんだぞ」って言われるけど、正直覚えてません。
ニャーはオジン大好きだし、この家は終の棲家だし、何にも変わらないんだニャ。

里親さん募集中のチビも元気そうです。
何かとニャーにくっつこうとして絡んで来るので嫌になります。
で、一緒のときはオジンがリードつけてる。
それで目の前に行って「オレオレ」ってやると、オジンが大人気ないって怒ります。
オジンによると、チビがいるとニャーも童心回帰してるそうです。

みうもそうだけどこのチビ、大変なオジンくっつきです。
リードが椅子に繋がっていると椅子ごとオジンを追っかけてる。
大変な怪力の持ち主だ。
みうはその合間を縫って、オジンにくっついてます。
なのでニャーは最近、オバンにくっつくことが多いです。

               
          オジンかニャーのどっちかにくっつこうとするチビ

そう言えば先日、ついにバレちゃいました。
ニャーがみうの部屋に入ってるとこオジンに見つかっちゃった。
「あああっ!」とびっくり顔のオジン。
でも実は、最初から自由に出入りできたんです。
ニャーが入らないとオジンが安心するから、入らないようにしてただけ。
「絶妙な煽り止め調整」とか言って、まったく何やってんだか。

それ以来、オジンはやる気をなくして煽り止めの調整を止めました。
まだまだオジンは、ニャーのことがわかってないんだニャ。
オジンはニャーのストレスのこと心配してくれるけど、
ニャーはニャーで、今の生活が結構気に入ってるんです。

               
           「やばい、見つかっちゃった、」 みうの部屋にて


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流血 ~モドキに何が起こったのか~

2018年01月11日 | モドキ
年明け早々物騒なタイトルで失礼しました。
しかしこれも、年末年始を騒がせた事件だった。

昨年暮のモドキは毎日やって来て、テンちゃんやチビ太に唸りながらもよく食べていた。そのうち少しは慣れたのか威嚇の程度も弱まって、とりあえず唸ってみるといった程度に。そっとならスタッフが傍にいても逃げないし、もともと住民票の発行間近だっただけに、この分なら店での共同生活もいけそうな雰囲気でした。

その事件は年の瀬も年の瀬、大晦日の夕方に起こった。実は本年最初の紹介記事で、モドキの写真にその痕跡が写っているのです。

              
           夜間はテンちゃんとちび太の休憩所を拝借
        (ただし朝が氷点下となった師走以降は場所を変えた)

大晦日の夕方、モドキは慌しさの中を早めにやって来た。いつものように食べ終わってもなかなか帰らない。スタッフが忙しいときは、いつの間にか消えているというのが常でした。その日もそうだった。自分は、一年を振り返るようにSC(ショッピングセンター)の中を散策していた。

「モドキが大変だ!」
連絡を受けたのはその時でした。血だらけになっている、と言うのです。

大慌てで帰りました。モドキはスタッフルームの前で鳴き続けていた。その身体の前面には大量の鮮血が。よく見ると左目辺りから血が出ていて、その血が滴り落ちているらしい。目は開いているようだが、その目からも血が出ているように見えた。 「ついにやったか」と思いました。落ち着いてきたとは言え、最近のモドキは闘争心が前面に出ていたからです。

               
                顔から血が滴り落ちるモドキ

手当てしたくても近づくと逃げる。とりあえずダイフク用に用意していた抗生物質をレトルトに入れてあげました。しかし、食事した直後だったせいか殆ど食べない。何度も何度もモドキの前に置いて3分の1ほど食べさせました。やがてモドキは消えたが、いつものように店内のどこかで待機していたのかは不明。

気になったのは喧嘩の相手です。モドキが店かその周辺にいたのは間違いないから、相手はダイフクやカブキだった可能性が高い。そう、ダイフクは左足が使えない状態で、これほどの喧嘩をしたら大変なことになっているに違いない。悲惨な様相ながらとりあえずは元気そうなモドキを置いて、周辺でダイフクを探したけど見つかりませんでした。

それにしてもおかしい、と思った。
モドキの声は甲高くよく通る声です。特に威嚇するときは、その声がひときわ大きくなる。店内か周辺で喧嘩をすれば、スタッフがその声に気付かないはずがないのです。でも、誰もそんな気配はなかったと言う。少し姿を消したモドキが、また現れたときは鮮血を垂らしていたと。

翌元旦の夕方、再びモドキはやって来ました。その時は血も止まって、"お岩さん"の顔になっていた。その傷をよく見ると左目の上、昨秋のダイフクと同じように、爪の跡というよりは打撲のようだった。

               
            元日のモドキ、血が止まって落ち着いていた

モドキはその後も来て、一週間ほどは抗生物質を与えました。正月になって、ダイフクやカブキに喧嘩の跡がないことも確認できた。喧嘩ではなかったかもしれないし、その後のモドキが何かに怯えている様子もありません。石でも投げられたかあるいは跳ねられたか。それはモドキにしかわからないし、ノラである以上その宿命は避けられない。

せめて住民票を発行(保護者明記の首輪装着)して手術もし、モドキの立場を少しでも向上させることが今の自分にできること。早くその日が来ることを願って止みません。

              
            スタッフルーム内のちび太とにらめっこ
                 (耳はこっち向いてます)

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