ノラ生活から家猫に迎えられたニャンコには、避けられない試練が待っています。
自由が制限され、それまで暮らしていた世界(自然)が遠くなる。安全安心を得たことをニャンコは理解しないし、その代償として失ったものの方が問題なのだ。さらに家の中での生活には、その家のしきたりに合わせるという難題が待ち受けているのです。
みうにとっても、わが家に合流して一緒に暮らすとなれば、やはり乗り越えなければならないことがいくつもあった。まあこういった問題はやがて時が解決するのですが、今のみうにとっては大変なことなんだな。
早く解決する(慣れる)秘訣は保護者との信頼関係の構築だ。でもみうの場合は、進展はあるもののまだいまひとつ。ただ、ベッド下という安住の地を見つけたことがかなり救いになっていて、それをベースに徐々にこの家の生活パターンに慣れ始めてきたようだ。
窓からはかつて自分が生活していた景色を見渡せる
みうを家に迎えて3ヶ月。今回は、気になる4つの項目についての状況報告です。
1.保護者(オジンとオバン)との関係
みうは完全なオジン後追いニャンコになりました。不安に駆られたり何かを求めてビービー鳴くこともなくなった。でも鳴き癖タイプに変わりはなく、今はオジン(私)を探して鳴くのが日課。で、洗面所やトイレにもついて来る。いなければいないで諦めるんですが。 一方放任主義のオバンは、みうも殆ど気にしてない様子。
干渉されなければリビングでもくつろいで
相変わらず、こっちから近づくと反射的に逃げます。でも、ちょっと離れてゴロンゴロンするときと(「遊んでちょ」の合図)、本気で逃げるときがある。その心境の分かれ目ついてはいまだに判断できません。
あらわな姿でじゃれてます(ニャーが外にいるとき)
一昨日の朝、勝手口の扉を開けてソトチビにご飯をあげているとき、オバン(妻)に言われて振り向くとすぐ横にみうがいたのでびっくり。でもその時のみうは外に飛び出すでもなく、ソトチビに反応するでもなく、ひたすら自分(私)の行動を追っていたとか。ほっとしつつも2匹の関係が気になったもんでした。
あっ、ニャーが自分のご飯食べてる
2.先住猫(ニャー)との関係
ニャーはやっぱり温和な平和主義者です。そして単独生活派。そんなニャーに、みうも少しづつ慣れてきたようだ。リビングにいても静かにしていれば、ニャーがいても何もされない。ニャーはみうが気になるときは自分で部屋を出て行くし、気にならないときは同じ部屋で寝ています。
今もときどき、ニャーが思い立ったように大接近。でもみうは逃げない。怖いけど、逃げるのは逆効果だと覚えたのです。そして、ニャーが例の"眼付け"をしても襲われることはないと見極めたようだ。当初は怯え声だったみうの鳴き方が、今は反撃の声になることも。先日はついに下から手を出しました。鼻先を打たれたニャー、やり返さなかったのは立派だった。
ニャーに見下ろされると怖いけど
たまに反撃体制をとるようになった
ニャーがみうを追いかけることもしばしば。追うと言っても早足程度です。出会い頭のときと、みうがニャーの目先を移動したときです。このときは、おそらくニャーの身体が自然に動いちゃうのだと思います。だからみうは、ニャーがいるとじっとしている。自分の部屋からの出入りと別部屋への移動が、一番緊張するときです。
リビングに行きたいけど、ニャーがどこにいるのか気になるところ
3.掃除機の恐怖との闘い
これはどんなニャンコでも同じですね。わが家のかつての3匹組も、あまり気にしなくなったのは老練と言われる年齢になった頃。でも、ニャンコがパニックになるほど怖がるかどうかは保護者との信頼関係の強さによります。ニャンコは、人間が掃除機を操っていることを理解するからです。
先日、みうを1階に置いてみうの部屋を掃除しました。最後にベッド下を丁寧に掃除していると、何とみうが飛び出して来た。部屋を掃除している間にわざわざ1階から上がってきて逃げ込んだようだ。ベッド下は、それほどみうの拠り所になっているのです。
最近はベッド下よりも上の方が多い
4.ガキども(孫たち)来襲の日
わが家によく集まっていた従兄弟たち(孫たち)。注意力に欠ける子供がニャーやみうを外に出してしまわないかと不安で、実は昨年の秋にニャーがわが家に来て以来、この集合が中断していたのです。いやはや、相当な顰蹙(ひんしゅく)もんでした。
で、ついに家族の圧力に屈してこのお盆に2泊3日で実現。その間、特に夜はニャン2匹と自分も2階の和室に避難しました。店時代には看板猫だったニャーはそれでも"親善大使"を務める一幕もありましたが、みうはからっきし駄目だった。
ニャーは一足先に"孫デビュー"しました
こうしてみうは、どんどん人間社会の出来事を経験していくわけです。みうのペースでできればいいけど、保護者の都合でそうはいかない。みうの試練はまだまだ続くのです。でも、今回は収穫もありました。同じ部屋で共同生活を経験したニャーとみう、何と食器もトイレも共有したのでした。
またしてもだらだらと、長くなりすぎちゃってすみません。ニャーとみうの物語、まだまだこれからです。
時々感慨深げな表情をみせる
自由が制限され、それまで暮らしていた世界(自然)が遠くなる。安全安心を得たことをニャンコは理解しないし、その代償として失ったものの方が問題なのだ。さらに家の中での生活には、その家のしきたりに合わせるという難題が待ち受けているのです。
みうにとっても、わが家に合流して一緒に暮らすとなれば、やはり乗り越えなければならないことがいくつもあった。まあこういった問題はやがて時が解決するのですが、今のみうにとっては大変なことなんだな。
早く解決する(慣れる)秘訣は保護者との信頼関係の構築だ。でもみうの場合は、進展はあるもののまだいまひとつ。ただ、ベッド下という安住の地を見つけたことがかなり救いになっていて、それをベースに徐々にこの家の生活パターンに慣れ始めてきたようだ。
窓からはかつて自分が生活していた景色を見渡せる
みうを家に迎えて3ヶ月。今回は、気になる4つの項目についての状況報告です。
1.保護者(オジンとオバン)との関係
みうは完全なオジン後追いニャンコになりました。不安に駆られたり何かを求めてビービー鳴くこともなくなった。でも鳴き癖タイプに変わりはなく、今はオジン(私)を探して鳴くのが日課。で、洗面所やトイレにもついて来る。いなければいないで諦めるんですが。 一方放任主義のオバンは、みうも殆ど気にしてない様子。
干渉されなければリビングでもくつろいで
相変わらず、こっちから近づくと反射的に逃げます。でも、ちょっと離れてゴロンゴロンするときと(「遊んでちょ」の合図)、本気で逃げるときがある。その心境の分かれ目ついてはいまだに判断できません。
あらわな姿でじゃれてます(ニャーが外にいるとき)
一昨日の朝、勝手口の扉を開けてソトチビにご飯をあげているとき、オバン(妻)に言われて振り向くとすぐ横にみうがいたのでびっくり。でもその時のみうは外に飛び出すでもなく、ソトチビに反応するでもなく、ひたすら自分(私)の行動を追っていたとか。ほっとしつつも2匹の関係が気になったもんでした。
あっ、ニャーが自分のご飯食べてる
2.先住猫(ニャー)との関係
ニャーはやっぱり温和な平和主義者です。そして単独生活派。そんなニャーに、みうも少しづつ慣れてきたようだ。リビングにいても静かにしていれば、ニャーがいても何もされない。ニャーはみうが気になるときは自分で部屋を出て行くし、気にならないときは同じ部屋で寝ています。
今もときどき、ニャーが思い立ったように大接近。でもみうは逃げない。怖いけど、逃げるのは逆効果だと覚えたのです。そして、ニャーが例の"眼付け"をしても襲われることはないと見極めたようだ。当初は怯え声だったみうの鳴き方が、今は反撃の声になることも。先日はついに下から手を出しました。鼻先を打たれたニャー、やり返さなかったのは立派だった。
ニャーに見下ろされると怖いけど
たまに反撃体制をとるようになった
ニャーがみうを追いかけることもしばしば。追うと言っても早足程度です。出会い頭のときと、みうがニャーの目先を移動したときです。このときは、おそらくニャーの身体が自然に動いちゃうのだと思います。だからみうは、ニャーがいるとじっとしている。自分の部屋からの出入りと別部屋への移動が、一番緊張するときです。
リビングに行きたいけど、ニャーがどこにいるのか気になるところ
3.掃除機の恐怖との闘い
これはどんなニャンコでも同じですね。わが家のかつての3匹組も、あまり気にしなくなったのは老練と言われる年齢になった頃。でも、ニャンコがパニックになるほど怖がるかどうかは保護者との信頼関係の強さによります。ニャンコは、人間が掃除機を操っていることを理解するからです。
先日、みうを1階に置いてみうの部屋を掃除しました。最後にベッド下を丁寧に掃除していると、何とみうが飛び出して来た。部屋を掃除している間にわざわざ1階から上がってきて逃げ込んだようだ。ベッド下は、それほどみうの拠り所になっているのです。
最近はベッド下よりも上の方が多い
4.ガキども(孫たち)来襲の日
わが家によく集まっていた従兄弟たち(孫たち)。注意力に欠ける子供がニャーやみうを外に出してしまわないかと不安で、実は昨年の秋にニャーがわが家に来て以来、この集合が中断していたのです。いやはや、相当な顰蹙(ひんしゅく)もんでした。
で、ついに家族の圧力に屈してこのお盆に2泊3日で実現。その間、特に夜はニャン2匹と自分も2階の和室に避難しました。店時代には看板猫だったニャーはそれでも"親善大使"を務める一幕もありましたが、みうはからっきし駄目だった。
ニャーは一足先に"孫デビュー"しました
こうしてみうは、どんどん人間社会の出来事を経験していくわけです。みうのペースでできればいいけど、保護者の都合でそうはいかない。みうの試練はまだまだ続くのです。でも、今回は収穫もありました。同じ部屋で共同生活を経験したニャーとみう、何と食器もトイレも共有したのでした。
またしてもだらだらと、長くなりすぎちゃってすみません。ニャーとみうの物語、まだまだこれからです。
時々感慨深げな表情をみせる
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