クワカミキリ Apriona japonica (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] クワ・イチジク・ビワなど
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約32㎜~45㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~低山地に生息し個体数はやや少ない。
本州以南では個体数も多い大型の普通種で、夜間灯火にも飛来する。
北海道では南部のみに局地的に記録があり、個体数もさほど多くはない。
クワカミキリは人里周辺でもみられ、栽培されているクワ・イチジク・ビワの生木に多く集まり、
樹皮を食べることから、クワ科植物の害虫とされています。
また公園や庭などのモミジ・ケヤキなどの樹も加害するそうです。
成虫は主に5月~9月に見られ、幼虫で越冬する。
通常は2年をかけて成虫になるが個体によっては3年かかるものもいる。
成虫は5月下旬頃から羽化し、9月頃まで1年枝の樹皮を後食する。産卵部位は直径10-20ミリ程度の
小枝・樹幹部で、樹皮に長方形の傷を付けその中に産卵する。幼虫は材の中心部を下方向に向かって食害し、樹皮面のところ
どころに1.5ミリ程度の穴をあけ、糞を外に排出する特徴がある。
クワカミキリは大型で、全身に黄褐色のビロウド状の微毛が生えている。
触角は黒と灰色のまだら模様、上翅基部付近は黒い粒状の凹凸がたくさんある。
2021年 北海道 クワカミキリ Apriona japonica
2018年 北海道 クワカミキリ Apriona japonica
2017年 北海道 クワカミキリ Apriona japonica
山間部のクワの枝にいるクワカミキリ
埼玉県産のクワカミキリの標本
[北海道のクワカミキリの写真]
[クワカミキリの頭胸部の写真]
[採集時のクワカミキリ]
[クワカミキリの食痕と羽脱孔]
本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・
本州なのかもしれませんね 信州では
余り見かけない昆虫かもしれません
でも 桑の木はたくさんありましたから
私が知らないだけ・・でもこの大きさです
この年まで見て無いなんて・・不思議です
コメントありがとうございます
桑の衰弱した木を見つけたらついてる可能性がありますね、大きくて立派なカミキリですよね(~▽~@)♪♪♪
コメントありがとうございます
ほんとありがとうございました、大事にさせて頂きますね(~▽~@)♪♪♪
見ないんですよね。ホストは「クワ」とありますが、
「クワ」は「しょうがないから食ってやるか」レベルなのかも
私のところでは自宅の近くに「イチジク」
があってどうやらそこから飛んでくるようです。
沖縄によく似たカミキリで「イチジクカミキリ」がいますもんね。
コメントありがとうございます
間違った
DX-9さんじゃなくて、マイスターさんから頂いたんでしたね
ありがとうございました!我が家の家宝にさせていただきます(~▽~@)♪♪♪
高尾山のナイターでは優占種です。
この種とシロスジカミキリはクワガタ屋に人気がありますね。
ナイターでは、キボシ、本種、ゴマダラ、ヒゲナガを露払いにして、真打ちヨコヤマヒゲナガが深夜飛来します。
ただカミキリというと本種を指し、頑健でいいカミキリだと思います。
高尾山報にも取り上げました。^^
コメントありがとうございます
夜間灯火にも飛来するんですね、羨ましいかぎり。
北海道は道南で採集されているそうです。