こんちゅう探偵団

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サドチビアメイロカミキリ

2023年04月15日 |  ●カミキリムシ科


サドチビアメイロカミキリ Obrium obscuripenne (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヤチダモ・ヤマトアオダモ・コバノトネリコ・オニグルミ・ケヤキなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約3.5㎜~6㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~低山地に生息し局地的で個体数はやや少ない。
成虫は日中にミズキ・ゴトウヅル・ツルアジサイなどの花に飛来するほか、ホストとなる生葉などでも見られる。
体はやや暗い飴色で、短い白毛がまばらに生えていて小さい点刻も見られる、胸部も飴色だが色はより濃い色となる。
色彩には地域変異が見られ、稀に黒みの強い個体も出現する。
触角第1節には白い短い毛が密に生えている。
似た様な種ではナカネアメイロカミキリ・エゾアメイロカミキリなどいて同定には注意が必要。




ニガキの生葉に張り付いていたサドチビアメイロカミキリ



山地のツルアジサイの花のSPにて



ヤチダモの葉のSPにて




2012年、初めて採集したエゾアメイロカミキリ


[サドチビアメイロカミキリの標本写真]




[近似種の比較写真]

 
左:ナカネアメイロカミキリ・・・ハリギリなどで見られる、体は明るい飴色で上翅は後方で膨らむ
右:エゾアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られる、体は暗飴色でサドチビアメイロカミキリよりやや大きく触覚第1節は長毛の黄色毛が密に生える

 
左:アカオニアメイロカミキリ・・・チョウセンヤマナラシなどで見られ、体は明るい飴色で脚と触角が黒褐色
右:サドチビアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られ、体は暗飴色でエゾアメイロカミキリよりもやや小さく触覚第1節は短い白色毛が生える


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