goo blog サービス終了のお知らせ 

なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

1000本の梅を楽しむ~寿長生の郷2024/3上旬(1)

2024-03-16 05:41:21 | 植物

そろそろスプリングエフェメラルが咲き始めているのでは・・・
思い立って、寿長生の郷に出かけました。
冬型のお天気だったので、晴れたかと思ったら雪が降る、風の強い日でした。

これまで何度も訪れていますが、この時期は初めてかも。
いつものように、宇治田原から京都府道783号線を通り、あっという間に到着です。
おや、寿長生の郷へのアプローチの道路に沢山の幟が立っていますね。
そこには「梅まつり」の文字。
なんと寿長生の郷では梅まつりの真っただ中だったのです。
ひょっとして・・・思った通り、いつもは停め放題の駐車場の手前で1000円也の駐車料金支払い。
(ただし、郷内で使用できる千円金券付)
しかも駐車場には車がびっしり止まっており、一番奥のエリアに案内されました。

それがとてもラッキーで、入ったところがその梅まつりのメインエリア、梅園でした。


到着間際に結構強い雨混じりの雪が降っていたので心配しましたが、運よく晴天に。
背の低い梅の木に花が咲いていました。


ぱっと見、普段見慣れている梅の木とはずいぶん様子が違います。
それもそのはず、こちらは観賞用の花梅ではなく、実を収穫するための生産梅林。
主として城州白という香り高い梅酒やお菓子用の梅が栽培されています。



それにしても、枝がぴゅんぴゅん空に向かって真っすぐに伸びているのが独特です。
普通の形のウメの木も沢山ありましたが、残念ながらそちらはほぼ花が終了。
このぴゅんぴゅんタイプがちょうど見頃になっていました。


1000本あるうち、ほとんどがこの白い梅ですが、ほんの少し赤系のウメが咲いていました。


そんな梅は結構な人気で、みんなスマホでパチパチ。






こちらはふんわりしたピンクが素敵でしたね~


この後、上から梅林を見ようと山のテラスへ。
あれほど晴れていた空がかき曇り、吹き降りの雪に・・・
なんとか登って、見下ろしてみましたが、手前に落葉した木々の枝があって今一つ。
おまけに、満開を過ぎているので全体に色がくすんでいます。


邪魔な木がない場所はないのか・・・と移動し、木々の隙間からパチリ。
うんうん、ここからならまあまあ綺麗ですね。
でも奥の建物がちょっとイマイチかも。






鹿よけの扉を開けてまた郷内に戻り、また梅林へ。
なるほど、この風景はいいですね~


来た時と違って曇りなので同じウメでも風情が変わります。


また最初に来た場所に戻ってきました。
ぴゅんぴゅんウメをもう一度パチリ。
何度見ても独特ですね~


もう何が何だか分かりませんよね(笑)


また陽射しが出てきました。
最後は、淡いピンクと


濃いピンクで


では、これで梅林の紹介を終わります。
ちなみに、ここで採れるウメ、6月の収穫期に、梅狩り体験ができるそうです。
梅酒にぴったりのウメだそうですので、興味のある方はぜひどうぞ。

明日はお待ちかねの山野草・・・さて、何か見られたのでしょうか。

【撮影:2024/3/9  滋賀県大津市 寿長生の郷】


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬カモたちまだいるかな~3月初めの朝散歩

2024-03-15 05:33:08 | 鳥さん

3月上旬は寒い日が続き、お散歩に出かけても花が見られないことが多かったです。
それでも、コブシの蕾は・・・


厚い毛皮のコートを脱いで蕾がこんにちは~
よく見ると、一輪だけ花が開きかけたまま、寒さで端の方が茶色くなっていました。


小鳥たち、声はしても姿がみえません。
あ、あそこに一羽!


モズ子ちゃんです。
それも近づいても全く動じずに止まっているではないですか。
そーっとそーっと・・・


ばっちりポートレートが撮れました!
下の方には星の瞳こと、オオイヌノフグリが霜に覆われて寒そう~


でもこの季節、まあまあ陽射しは強いので、すぐに溶けるでしょう。
あれ、あそこにキジバトの後ろ姿。渋い羽の模様ですね~


ちょっと、文句あんの?


ごはん食べるの忙しいねんから。


花はないと思っていたら、ニセカラクサケマンがコンクリ壁の隙間にびっしりと咲いていました。


池の方に回ってみました。
いるいる。


まだまだカワウは婚姻色です。翡翠色の目が綺麗。


ハシビロガモは朝のお手入れ中。


コサギが餌を探しています。
あれ、羽がすごくふわっとして綺麗。冠羽もありました。
もう繁殖羽なんだ~


夕方もう一度池の方に行ってみました。
あれ、沢山の水鳥。キンクロハジロとホシハジロが集結しています。
(普段はせいぜい20羽くらいです)


ひょっとして北帰行のために集まっているのでしょうか。


ホシハジロ夫妻


遠くにはハシビロガモが並んで泳いでいました。


この季節になると、池に行ってはカモの姿を確認してちょっとホッとしています。
だって行っちゃったら寂しいから。
この後は行ってないのですが、3月中にはいなくなるでしょうね・・・

【撮影:2024/3上旬 宇治市】

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

淀の河津桜で全身ピンクに染まりそう!

2024-03-14 05:54:09 | 植物

淀というと何を思い浮かべるでしょう。
(といっても、京阪地区以外の人にはなじみはないと思いますが)
子どものころから、京阪沿線に住んでいたので、私にとって淀は普通電車しか止まらない駅
競馬場に行くおっちゃんたちが大挙して下りる駅(今はすっかり綺麗になっていますが)
歴史好きの人にとっては、豊臣秀吉の側室、淀殿の居城である淀城跡のあるところ。
といったところでしょうか。

ところが、今淀といえば・・・ある花でこの季節大人気なんです。
先日知り合いからその情報を聞いて行ってきました!

じゃじゃーん


見てください、この見事なピンクの並木を。
こちら全部カワヅザクラなんです。その数200本。


周りは住宅地、何の変哲もないコンクリ水路沿いにずらっと並んだカワヅザクラ。
平成14年頃から付近の住民が育て始めたそうです。


この日はその前日の雪の舞う天気とは打って変わって晴天。
写真を撮るのには明るすぎて今一つでしたが、とっても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
まあご覧くださいませ。










人が多かったのであまり鳥はいませんでしたが、ちょっとだけ姿を見せてくれたヒヨドリ








最初の写真の反対側から見た水路。こちらは逆光ではありません。

周りが住宅地という、本当に庶民的なお花見場所です。


粘り強く写真を撮っている一眼レフオジサマ。真似して同じアングルから撮ってみましたが・・・


水鏡を撮っていたのかな~


木津釈迦堂だそうです。


例によって、9時のシンデレラなので、ここで引き返します。
帰りは、並木沿いの遊歩道ではなく、上の道から。
こんな感じで、沢山の人がお花見をしていました。
住宅地であることもよく分かると思います。
この近くに住んていたら、家からお花見ができるんですね!


ほんの短時間でしたが、体にピンクが染みこんだ感じでした。


一緒にお花見、楽しんでいただけましたか?
最近はお花見ガイドブックにも出ているようですが、まだまだ穴場。
お近くの方はぜひぜひ一度訪ねてみてくださいませ。
大満足されること請け合いです!

場所は、京阪電車淀駅中央出口を出て、線路沿いの道を進み8分ほど。
こんな看板が続いているので、絶対に迷うことはありません。
今年はもう最盛期になってしまっていましたが、まだ1週間くらいは楽しめそうとのことです。


【撮影:2024/3/10  京都市伏見区】

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだやっぱり温室~宇治市植物公園2024/3上旬(5)

2024-03-13 05:43:21 | 植物

宇治市植物公園の温室は、何度もご紹介しているようにいつも何かしら楽しめます。
特に3月上旬はまだまだ寒い日が多く、お助け避難場所にもなっています。

ということで、今回駆け足かつレンズ曇る~とぼやきながら撮った写真、少しだけですがどうぞ。
また科当てということで、名前を後にしますね~



ヒメアリアケカズラ(キョウチクトウ科アラマンダ属)

花はアリアケカズラにそっくりですが、ツルではなく木です。

お次、花はミカンの花のようですが、こんなにまとめて付くのは珍しい。


こちらブッシュカン(仏手柑;ミカン科ミカン属)です。

実は以前もご紹介したことがありますが、まるで手のような形の実になることから名付けられました。
実はこちら(クリックしてください)→ 
一つの花が一つの指になるのかと勘違いしましたが、普通のミカン同様、花一つに実一つです。
また、この実は切っても中は綿のようになっており、いわゆる食べられる袋はありません。
香りはすごく高いようで、縁起物につかわれるそうです。



ベンガルヤハズカズラ(キツネノマゴ科ヤハズカズラ属)

ほらね、大きくてもちょっとキツネノマゴ科っぽい花でしょ。って無理やり~



ユーパトリウム(キク科コノクリニウム属)
です。

西洋フジバカマという名前で流通しているようですが、フジバカマ(キク科ヒヨドリバナ属)とは別属。
でもヒヨドリバナ属=ユーパトリウム属なので、ちょっと混乱。
以前ユーパトリウムはヒヨドリバナ属だったそうですが、新分類で変わったそうです。
ややこしい!



パボニア・インテルメディア(アオイ科パボニア属)

確かに、アオイ科と言われればそんな感じですね。
雄蕊の灰青色と紅色の苞の組み合わせがとても似合っています。



花は見覚えがなくても、この木肌に見覚えはないでしょうか。
木から直接花がついているのが特徴的。つまり、実も木に直接付きます。


ジャボチカバ(フトモモ科プリニア属)です。
実は前にトロピカルフルーツ雛の新作としてご紹介しました。
何度も写真に撮りましたがこんな感じ。
フトモモ科の実は美味しいものが結構あるようですが、これも美味だそうです。

2021/1  宇治市植物公園



ぱっと見、分からないのですが・・・
全体を見ると、属名はわかりそうです。


こちら実は名札がありませんでした。パイナップル科アナナス属ということで・・・


前に通行止めになっていた橋、今回は渡れるようになっていました。
両側には、いつも咲いているピンクの花。




ベゴニアの仲間(シュウカイドウ科シュウカイドウ属)
ですね。

園芸品種かもしれません。

雌雄異花同株で、こちらは雄花


こちら、右側と下が雌花です。左側にあるのは雄花のようですね。


最後はこちら。


フレイキネティア・ムルチフローラ(タコノキ科ツルアダン属)
です。

例によって全く覚えられない名前ですが、タコノキ科というのは意外でした。

今回はここまで。
暖かくて、沢山花が咲いている温室、ホッとしますね~

【撮影:2024/3/2  宇治市植物公園】

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せの黄色いギンヨウアカシア開花!~宇治市植物公園2024/3上旬(4)

2024-03-12 05:34:41 | 植物

春の色は何色?
桜のピンク色、それともスプリングエフェメラルの白?
もちろんそれもあるのですが、ビタミンカラーの黄色い花は春の到来を告げてくれます。

ハーブ園のサンシュユ、前に行った時はまだモスク型の冬芽でしたが・・・


先がパッカリ割れて黄色い火花のような蕊が飛び出しました。
ミズキ科ミズキ属、別名ハルコガネバナ。


よく見ると、去年の赤い実が残っていました。
新旧交代劇です。
そして、花はというと、こんな風に4枚の花弁が反り返り、4本の雄蕊が見えます。


満開のハナナを見ながら園路を進むと、昨日ご紹介したカワヅザクラが見られます。


ところ変わって、花と水のタペストリー。
こちらはなぜか先月よりちょっと色が薄くなっていました。
2月から寒い日が続いたからかしら。


でもここには楽しみにしている花が・・・
さて、咲いているでしょうか。


あ、少しだけですが咲いていました!
そう、前に粒々の蕾だったギンヨウアカシア、ふわふわポンポンの花が咲き始めていました~


毎年見ていますが、やっぱりいいですね。


ギンヨウアカシア(マメ科アカシア属)は俗にミモザと呼ばれることがあります。
ミモザの日ってご存知ですか?
これは3月8日の国際女性デーのことで、そのシンボルがミモザ。
この日に幸せの黄色い花ミモザを、頑張ってる女性に贈るといいそうです。
元々、ミモザは男性から女性へ感謝を伝える花として親しまれていました。
冬が終わり春が来ることを象徴するミモザが、女性活躍のシンボルになるというのは意味深いですね。

ミモザを楽しんだあと、前に少しだけ咲いていたあの木を見に・・・


アセビが満開に!
萼が赤いものと、黄緑色のものがありますが、こちらでは全部赤系です。


アカバナアセビとのコラボ!
赤い方も満開です。


いや~、ビタミンカラーで元気をもらい、紅白でおめでたい気分になりました!
明日は少しだけ見た温室の花です。
出さないとお蔵入りになりそうなので、ちょっとだけ出しておきますね。

【撮影:2023/3/2  宇治市植物公園】

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする