この日は午前中は曇っていましたが、昼頃からいいお天気に。
これは大いに期待できます!
それが証拠に、昨日ごらんいただいたユキワリイチゲ(雪割一華)も満開でしたよね。
そして、もう一つの雪割・・・
遠目にも点々と明るい色が散らばっているのが見えます。
きゃっ、雪割草が満開です!
雪割草は雪国の春を告げる花。
ここでいう雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属の花。
オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウを総称して呼ばれている名前なんだそうです。
ちなみに、わざわざ漢字で書くのはサクラソウ科のユキワリソウと区別するため。
なんだか紛らわしいですね。
自生地は種類によって違うそうですが、一番有名なのは新潟県に自生するオオミスミソウ。
新潟県の県花で、4か所の自生地が越後雪割草街道として保護されているそうです。
3月下旬になると何十万株という見事な群生がみられるとのこと。
一度は見に行きたい~と思いつつ、3~4月は仕事が忙しいのでなかなか難しい・・・
リアイア後の楽しみにとっておきます。
それまではここ山野草の森で楽しみます。
見ての通り、タイミングが合うと、ピンク系、白系、紫系など色々!
園芸種には八重咲や菊咲きなどもあるそうですが、ここではシンプルな一重。
こちらもやはり花弁に見えるのは萼片です。
こちらの白い花に濃いめのピンクの蕊の花、可愛いですね~
キンポウゲ科のスプリングエフェメラル、蕊も魅力的ですね!
萼片がグラデーションになった花もありました。
ということで、雪割草を目いっぱい楽しんだ後、お隣の区画に移動。
ここにはあの花があるはずなのですが・・・あ~よく見たらいっぱい咲いてる!
そうなんです。
もう一つの見所がこのミヤマカタバミ。
こちらもお天気と時間的に一番いいタイミングだったようで、花ががっつり開いていました。
でも周りがスギの落葉や、ササのだらけで、どうにも写真になりません。
こんな名残の実まで見つけて、ついついパチリ。
(こちら、確かトキリソウです)
諦めて移動しかけた時・・・
(右手のスギの下に沢山生えていました)
左手の小川の畔になんと沢山のミヤマカタバミを発見!
あれ~、最初に見た花より可愛いじゃないですか。
探すと他にも沢山!
こちらは咲き始めなんでしょうね。
最初は丸っこい感じで、開ききると、最初の写真のように花弁が細長い感じに。
どんな隙間からも・・まあ、カタバミの仲間なので、環境が合えば逞しそう。
フキノトウと一緒に。
いや~、こんなに綺麗に開いた花を見られるなんて、本当にラッキーでした。
近くにこんな蕾も発見!
お分かりでしょうか~
こちらはコチャルメルソウです。
地元の水辺の岩などでもよく見かけますが、ここにもあったのですね。
花にはまだ早かったようですが・・・
ということで、見たい花を存分に楽しめました。
まだまだ続きます!
【撮影:2024/3/16 わち山野草の森】