しばらく遠出をしていません。
この日も自由になるのは午前中のみ。
考えた末、鳥さんとの出会いを期待して、宇治中心部に出かけることにしました。
久しぶりに電車でのお出かけです。
ここからはお散歩ブログ風に。
京阪宇治駅ロータリーの電話ボックス。
屋根に平等院鳳凰堂風に鳳凰が載っていて、宇治観光気分を盛り上げます。
電話ボックスが全国的に減っていますが、これは無くせないですね~
宇治川右岸を上流方向に。
お天気は最高ですが、やはり朝は寒いです。こんな朝はやっぱり氷。
ってなんでやねん!
一人ノリツッコミしながら歩いていきます。
まだ紅葉がそこそこ残っていますね~
川辺の巨木は宇治名木のクヌギ。綺麗に黄葉していました。
枝越しに朝霧橋がみえます。ちょっと靄った感じが冬の朝らしいです。
上流には進まず、宇治神社の赤い鳥居をくぐります。
こちらが神域の玄関口にあたる一の鳥居でしょうか。石段の上に拝殿が見えています。
石段の手前の手水舎で手を清めます。兎に縁の神社なので、ここにも兎が。
右手の鏡に兎が写っているので、ちょっと不思議な感じ。
石段を上ると今度は二の鳥居。向こうに見えているのが本殿(重文)です。
この神社の祭神は菟道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)。
応神天皇の息子で元々父の皇嗣とされていましたが、兄の大鷦鷯命(おおさざきのみこと【後の仁徳天皇】)が
皇位を継ぐべきと考え、この宇治の地で自ら命を絶ってしまいました。
悲しんだ大鷦鷯命がここに菟道稚郎子命の霊を慰めるために建てたのがここ宇治神社です。
元々宇治の地には応神天皇の離宮があり、菟道稚郎子命はその別宮に住んでおられたそうです。
「宇治」という地名は、菟道稚郎子命の名前から付いたとされています。
本殿の前にあるのは茅の輪ではなくて、智恵の輪。
ここをくぐると、多くの智恵を授かるそうです。私もくぐって参拝。
宇治神社は学問の神、受験の神として有名で、私が行ったときも早朝から親子連れが参拝していました。
本殿前には、後ろを振り返っている兎の置物。
こちらは「見返り兎」と言われ、河内の国から宇治に来る途中道に迷われた菟道稚郎子命の道案内をしたそうです。
転じて、人々を正しい道徳の道に導く兎として、祀られています。
そんな由来が説明板に書かれていました。
しっかり智恵をいただいて、次に移動します。
そうそう、あの知恵の輪、帰りにもくぐってしまうと授かった智恵が抜けてしまうそうです。
くれぐれもご用心!
宇治神社の横手から出ると、そこはさわらびの道と呼ばれる風情のある道。
右手がサザンカ、途中にもマンリョウ、センリョウなど季節の実が雑然と生えていました。
歩いていくとほどなく、名前の由来となった「早蕨の古蹟」がありました。
こちらは源氏物語宇治十帖ゆかりの地。
宇治にはこのような古蹟があちこちにあり、源氏物語ファンの中には古蹟巡りを楽しむ人もいます。
源氏物語はフィクションなのに、場所が特定されて、リアルな話になっているのがすごいです。
詳しくはこちら→
ということで、次の宇治上神社まで書いてしまうつもりでしたが、長くなるので続きは明日に・・・
【撮影:2022/12/10 宇治市】
中書島駅で本線と分れて、宇治川の右岸を宇治駅まで、ほぼJRと平行して走っています。
私は黄檗駅までしか乗ったことがありません。もう半世紀程前のことです。
当時はすごくローカルな感じがしましたが、今はどうなのでしょう?
さて、今朝は京阪宇治駅から宇治神社へ。私には行ったことがないところです。
もう来年の干支の兎が飾られていると思ったら、そうではないようですね。
「見返り兎」。初めて見聞きしました。
今日は大河ドラマの『鎌倉殿の13人』が最終回です。
一日で承久の乱から御成敗式目まで、一気にやってしまうようです。
承久の乱で戦場となった宇治川。どのように描かれるのかも楽しみです。
宇治神社の記事、興味深く拝見しました。
菟道稚郎子命を祀った神社なのですね。
宇治という地名の元となった皇子で、仁徳天皇の弟にあたる方ですか。
彼の道案内をしたのが兎…来年の干支に相応しい神社ですね。
智慧の輪をくぐったなつみかんさん、ますます知識が増えますね。
横には早蕨の道。
源氏物語が現実のことのようですね。
早蕨と言えば、私は源氏物語より、
「石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」という万葉集の歌を思い出します。
色んな所を細かく説明でいい散策させてもらいました。
寒い中お体気を付けてください
電話ボックスが全国的に減っていますね~。
携帯電話の普及で公衆電話の利用が減っているからでしょうね。
仕方ないことかもしれませんが、災害時に携帯が繋がらないことを
考えると、せめて、全てのコンビニには残してほしいですね。
宇治神社の由緒や神徳など、考えながら参拝すると見所も多く、
有意義な参拝を済まされたようですね。
知恵の輪を帰りにくぐると、授かった知恵が抜けるとは辛いですね。
観光客など、一見さんはそんなことを知らないでしょうから・・。
宇治市と言うと源氏物語ゆかりの地ですね。
私も源氏物語ミュージアムには行った経験があります。
当時は平等院鳳凰堂が大改修のため、見学ができず、ミュージアム
をしっかり見学した記憶があり、思い出が蘇りました。
平等院鳳凰堂の見学だけは、ぜひリベンジしたいと今でも思います。
なつみかんさん、さざんかさん、申し訳ありません。
京阪宇治線に乗られたことがあるのですね。
宇治腺は今でもローカルですが、当時はもっとローカルだったかもしれませんね。
母方の祖母が宇治腺沿線だったので、小学生の頃から何度も乗ったことがありましたが、1枚扉の電車だったかもしれません。
宇治神社、おっしゃる通り兎にゆかりのある神社なので、よく考えたら来年まで待った方がよかったかもしれませんね。
そんなことを全然考えていませんでした^^;
(というか、行ってみて初めてあ~ここってそういえば兎?と思い出したくらいで・・・)
見返り兎、土鈴にして売り出したら、来年流行るかも・・・
ってもう遅いですよね。
今日は珍しく遅くまでお客さんがいらっしゃったので、大河ドラマは見られませんでした。
宇治川は出てきましたか?
菟道稚郎子命の御陵があるのが、あの鷺山になっているところです。
宮内庁管轄で、中に入れないので、サギたちはみなのんびりできるようです。
ウサギに案内されたという由来、なんども聞いているはずなのに、忘れてしまっていました。
来年の干支の先取りです!
知恵の輪を逆にくぐったら智恵が抜けると今回初めて知りました。
これまでは帰りもくぐっていたかもです^^;
今回は行きだけくぐったのでちょっとは智恵がとどまってくれるのを期待しています。
(最近、度忘れとか多すぎです・・・><)
万葉集の歌、そういえばありましたね。
早春の光景が目の前に浮かぶような印象深い歌ですが、さざんかさんが書いてくださるまで忘れていました。
さざんかさんの記憶力は確かですね!!
地元のことですが、こうやって投稿するために調べるまで、あまり分かっていませんでした。
宇治神社には兎の手水場がありますが、その理由も理解できました。
来年は卯年なので、きっと沢山の参拝があるでしょうね~
近いのでまた行ってみます!
こんばんは~
宇治神社も中々奥深い物語があるんですね、学問の神様この和をくぐって合格突破なんですね。
宇治名木のクヌギ下から見る映像はなつみかん何の映像に憧れた一枚を思い出します広大さ、なつみかんさんを見ているようです。源氏物語宇治十貼世狩の地、
幕末の新撰組とともに宇治神社、気になりますね~
まだまだ気になる京都です。
次回が楽しみです。
電話ボックス、減りましたね。
でもこの電話ボックスはとても凝っているので、残しておきたいのではないでしょうか。
実はこの隣にも神社建築風の電話ボックスがあり、2つ並んでいるのです。
意地でも残すつもりでしょう。
宇治神社は宇治上神社と違って世界遺産に登録されていないので、これまでちょっと軽くスルーすることが多かった気がします。
今回調べてみて、立派なご由緒があることを知り、しかも拝殿も本殿も重文。
しっかりとお参りし、知恵が抜けないよう、お願いしてきましたよ~^^
そうそう、ninbuさんが前に来られた時は平等院が改修中だったんですね。
ぜひともリベンジしてくださいませ。
そして、宇治のいろんな場所で一日楽しんでくださいね!