勧修寺を出た後、見たいものがあったので川沿いの遊歩道を歩いて帰ることにしました。
その見たいものを見たのは2年前、うろ覚えでしたが、歩いていたら思い出すはず・・・
春にサクラが満開だった場所、今はすっかり緑が濃くなりました。
暑いので、人けもありません。
川の方にオレンジの花が・・・
てっきりヤブカンゾウかと思ったら、ノカンゾウでした。
ノカンゾウの方がちょっと咲く時期が早いようです。雌蕊が長いですね~
アオサギがいたらついついパチリ。
こんな感じで歩いていくと、記憶に残る場所へ。
ここだったかな~・・・咲いていました!
ほとんどクズの葉に覆い尽くされた柵に、この面白い形の花がぽつぽつ。
これこそ、ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)です。
昔はどこででも見られた植物だったそうですが、最近はめっきり少なくなりました。
調べてみたら、京都では準絶滅危惧種に指定されたようです。
葉はこんな感じで少しヤマノイモかヒルガオにも似てる感じ。
花が咲いていなかったら分からないと思います。
でも花を見たらだれでもおっ!となりますね。
ここから先、幼虫の写真が出てくるので、嫌いな方は閉じてくださいね。
ウマノスズクサはジャコウアゲハの食草として有名です。
いるかな~? いた!
むしゃむしゃ食べています!
こちらは上の幼虫より若いようです。
こちらはもう少し育っていますね。
また花に戻って・・・蕾も面白い形です。
花の内側には沢山の毛が生えています。
この花の形には深い意味があるはず・・・
調べてみたら、ラッパ上の部分と球状の部分はどちらも萼が変化したものだそう。
奥の方に雄蕊と雌蕊があり、臭いで虫を呼びよせるそうです。
そして、内側の毛で虫をトラップし、受粉させるとか。すごいですね~
この草がなくなったら、ジャコウアゲハも一緒にいなくなる・・・それは困る!
大切に守られてほしいです。
(でも私が見たサイトでは、ジャコウアゲハが茎をバリバリ食べるので、枯れてしまうと嘆いてはりました)
とりあえず今年も無事に咲いているのを確認できて良かった~
オマケは、川で見つけたマガモです。
家に帰ったら、22000歩超えでした。さすがに疲れた~
【撮影:2024/6/29 京都市伏見区】