久しぶりにとある用事があって八坂神社に行ってきました。
人混み苦手~ななつみかんですが、この時期の京都観光の中心がどうなっているか若干の興味もあり・・
少~しだけ写真を撮ってきましたよ。
どうぞご覧くださいませ。
こちらは八坂神社の西楼門です。
東大路通に面しています。
今ちょうど七五三の時期なので、通常の観光客以外に、七五三の親子連れも大勢見かけました。
中に入るといきなり縁日のような屋台が並んでいてびっくり。
観光客でにぎわっていました。
そして、境内に入ると正面に見えるのがこの提灯が沢山ぶら下がった舞殿です。
提灯にかかれた文字を見ると、ひょっとして・・・
そうなんです。こちらの提灯は花街の置屋や付近の料亭から奉納されたもの。
なので、華やいだ名前が並びます。
外国人観光客に人気でしたね~
そしていよいよ朱塗りの本殿(国宝)にお参りです。
・・・構図が悪くてすみません。
あまりにも沢山の人がいるので、上の方だけ撮るとこんな感じになっちゃいました。
ここらで八坂神社の説明をば・・といっても、神社のホームページから丸写しですが。
「平安京遷都(七九四)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれております。
主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)はあらゆる災いを祓う神様として信仰されており、
境内には数多くの神様をお祀りしております。
全国約2,300社鎮座する八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。」
そして、その本殿は承応3年(1654年)徳川家綱により再建されたものですが、
「他に類を見ない複雑な内部構造」(同神社HPより)になっているそうです。
そう聞くと興味津々になりますよね。
一番分かりやすい特徴は、手前に拝殿にあたる令堂、奥に本殿にあたる内内陣があることです。
普通神社は本殿の手前に別の建物として拝殿がありますが、それが一つの建物の中にあるのです。
これは寺院の構造と似ていますが、寺院として建てられたわけではないそうです。
元々八坂神社は牛頭天王が祇園精舎の守護神とされたことから祇園神社、祇園社などと呼ばれていたそう。
それが明治の神仏分離令により八坂神社に改名されました。
昔は神社とお寺がもっと近かったので、お寺的な構造の神社があっても不思議ではないかもしれませんね。
構造として特徴的なのが、上の写真でも写っている又庇。
本殿の大屋根(檜皮葺)の下に北・東・西面の三方へ伸びる庇のことで、下に部屋があるほど大きいです。
ちなみに、本殿の正面は南向きです。
少し引いて本殿の全景を撮ってみました。
美しい本殿ですね。
こちらは本殿からつながる塀、透塀です。
美しいですね~
上の透かし彫り、何の植物なのかとても気になります。
東側から本殿の屋根を見たところです。
手前に実をたわわに付けたクロガネモチがあったので、それを撮ったというのが実態ですが(笑)
境内の周囲には沢山の摂社、末社があります。
今回は少しだけ。
女性ならいくつになってもお参りしたい、末社の「美御前社」(重要文化財)。
ご祭神は宗像三女神で、美容の神様です。
前に美容水が湧いているので、それを顔に付けるといいそうです。
こちらは「悪王子社」(重要文化財)。
素戔嗚尊の荒魂を祀っています。
今でいう悪ではなく、この悪は「強い」という意味合いがあるそうです。
でも見た感じ、どきっとしますよね。
ほかにもわんさか摂社末社があるので、時間がある方はどうぞ全部回ってみてください。
多分すべてのご利益を享受することができるでしょう!
そろそろ八坂神社を後にします。
帰りは南楼門から出ます。
え~こちらが表門、正面だったんですね!
確かに、本殿は南面しているので、当然こちらが正門。
つづく道が表参道でした・・・
とりあえず出て南方向、五条方面に歩いていきました。、
観光客が多いです。
おや、向こうの方に八坂の塔が見えてきました。
風情があるのですが、この狭い道は車も通りますし、見上げると電線だらけ。
この辺だけでも、電線は地下に埋めて電柱をなくしてほしいと思ってしまいました。
これほどの観光地なのですから・・・
さらに進むと、高台寺に向かう道がありました。
なかなかの風情ですが、この日は時間がなかったのでここでUターン。
当然戻ったらまた八坂神社が見えてきます(笑)
こちらが表参道、石鳥居の向こうに正門である南楼門が見えています。
ということで、なつみかんのテキトー八坂神社案内、いかがでしたでしょうか。
明日はここから少しだけ三条方面まで歩いたので、その光景をご案内しますね。
【撮影:2023/11/11 八坂神社】